はーい。こんにちわー。
元気堂です。
皆さんは、脳腸相関という言葉は聞いたことはあるでしょうか??
この二つには、互いに関係性があるという意味です。そのため、脳と腸は密接にコミュニケーションがあります。
今回は、脳腸相関について学んで、健康を考える話となります。この記事を読むことで、これから腸を大切にしていきたくなるかもしれません。
脳腸相関って、実際に何が起きているの??
■ 脳や心には、腸内環境が関係している。
実は、腸の働きによって作られているセロトニン・GABAというものがあります。
セロト・・GABA??? 急に難しく思えるかもしれませんが、この成分が脳と心に関係しています。
セロトニンは、気持ちを安定させる作用があるホルモンであり、GABAは脳による認知機能・学習機能・心の安定に作用します。
何故?? このような関係性があるのかと言うと、胎児の時に遡ります。
腸と脳は、同じ細胞から分かれて作られています。元々、同じ細胞だったため、腸は第2の脳と呼ばれる臓器となります。
腸と脳(心)が関係いている例として以下のような体験はしたことはないでしょうか??
・ 極度の緊張をすると、腸が張ったり、下痢気味になる。
・ 旅行先では、便秘気味になる。
どうでしょうか??思い当たる人もいるかと思います。
また、感情と腸には、関係がある事は日本の言葉にも表れています。
『腹が立つ』・『腑に落ちる』・『腹黒い』など気が付かないうちに使っており、実はすでに浸透している考えなのです。
このような考えは、最近の話ではありません。西洋医学で発見される前からある考えなのです。
東洋医学の五行説では、心(脳)・(小)腸は表裏の関係と呼ばれているからです。
東洋医学から見る脳腸相関とは??
東洋医学において、心は心臓だけではありません。心は神明を司ると言われます。この神明とは、感情・意識・判断・思考などの全ての感情を管理する意味があります。そのため、脳の役割と同じ事が起きています。
そんな心と深い関係なのが小腸です。
心からの経絡は、小腸に繋がっています。この事より、お互いにコミュニケーションを取って関係を構成しています。
心からの温かい気という栄養を小腸に伝わると、その働きが正常に働き、小腸で吸収された栄養の一部が、心に送られる事で、心の栄養となる血に変化します。
西洋の考えでいう、セロトニン・GABAが血の一部に当てはまるかと思います。
このように、東洋医学では解明される前から関係性を訴えていました。
腸内環境を良くして、脳・心を改善しよう。
■ 発酵食品を取り入れよう。
腸に良いとされるのが、やっぱり発酵食品です。代表的なのが、ヨーグルト・カルピス・納豆・チーズ・漬物です。その他にも、醤油・味噌・酒も調味料としても腸には良いでしょう。嗜好品のお酒も、適度であれば問題ありません。あくまで、適度なので飲み過ぎは禁物です。
■ 水溶性・不溶性の食物繊維を取り入れよう。
・水溶性の食物繊維
リンゴ・わかめ・キウイ・大根などに含まれ、腸内の善玉菌の餌となります。また、糖質の吸収を穏やかにし、急な血糖値の上昇を抑え。コレステロールを体外へ出す役割もあります。
・不溶性の食物繊維
レンコン・玄米・たけのこ・さつまいも・きのこなどに含まれます。腸内壁を圧迫することで、蠕動運動の働きを助けるので、便秘予防になります。
■ 腸内環境に良い漢方薬。
腸の動きや栄養に良い漢方薬といえば、○○建中湯といった漢方薬です。
その中でも、使いやすいのが大建中湯という漢方薬です。お腹が張っている・お腹が冷えるなどの症状に主に疲れます。
腸が冷えて、上手く蠕動運動が働かないために、腹部に膨満感・ガス溜まりが出ている症状に合います。
最後に
今回は、脳腸相関についてでした。
腸を改善する事で、ボケ防止や精神病予防にも繋がります。
余談ですが、腸には免疫細胞の約70%存在しています。そのため、風邪予防にも腸内環境を整えることが良いでしょう。
明日から食事を見直して、健康を維持して貰えたら、嬉しいです。
以上、参考になれば幸いです。