はーい。こんにちわー。
元気堂です。
日々、ニュースで新型コロナについて報道がありますね。その中でも、コロナ回復者で、心筋障害が見られているというニュースが注目されていますね。
特徴は、男性、高齢、高血圧の既往のある人、新型コロナの急性期に重症度が高かった人であり、それなりにリスクが高い方が多いです。これらの方は、トロポニンTという値が一般に方よりも高くなっていたようです。
トロポニンとは、筋肉を構成する蛋白質の一つです。心筋障害を反映する特徴的マーカーとして、心筋梗塞や心不全などの診断に用いられています。
私は、若いし女性だし、リスクも少ないから大丈夫!!
そう、軽く考えている方は要注意です。新型コロナから回復して数ヶ月経った人も、いまだにトロポニンTの数値が検出していたという事です。
これは、中・長期的にも心筋障害が出ているという事です。むしろ、若い人こそ将来、心臓病で困らないために注意が必要でしょう。
心筋が障害を受けると、どうなるの??
まず、心臓は筋肉の塊であり、全身へ血液や栄養を運ぶポンプの役割をしています。
簡単に言えば、その筋肉が傷がついてしまったという事です。つまり、穴の開いたポンプだと、十分な働きが出来なくなります。
この状態が悪化すると、心臓の症状だけで無く、肝臓が弱って黄疸が出たり、腎臓の排泄低下で尿量が減ったりなどを起こします。また、心臓から血栓(血の塊)が飛んで脳の動脈に詰まったりすることもあります。
たいていは、心不全は徐々に進行しますが、ある日急に起こる可能性も。普段なんともなかったのに、動悸や脈の乱れが突然起こり気を失ったり、心臓が止まる事もあります。
とは言え、これはあくまで悪化・重症化の場合です。軽い場合は何の症状もない方がいます。
人によって症状が軽かったり重かったりしますが、身体が重い・息切れ・動悸・むくみ・横になると息苦しい・咳や痰などの症状が起こります。様々な症状として起こるので、総称として「心不全」と呼ばれます。
それなら、心筋障害になったら、どうしたらいいの??
答えは、簡単です! 心臓を労りましょう。
生活習慣を見直そう!!
心臓は、日々多くの刺激を受けています。
運動や重労働だったり、睡眠不足・食事の偏りなどがあります。特に、食事関係は早めに見つめ直す必要があるでしょう。
水分・塩分の取り過ぎは、血管内の血液の量を増やすため、血圧が上がり、心臓の負担となります。また、タバコ・アルコールも同じく血圧を上げるので控えましょう。
また、 体重が重い方は、少しずつダイエットをしましょう。急なダイエットは、負担をかけるのでゆっくりと減らすようにしてください。
それは、良く聞くよ!病気になったら、見直そう!って。私には、難しい・・・。私は、もっと効率的に良くしたい!!
そんな方には、漢方薬が良いでしょう。 おすすめの漢方薬を紹介します。
おすすめの漢方薬は、これだ!!
■ 炙甘草湯
心気虚・心陰虚に対して効果がある漢方薬と言われます。
また、難しい言葉が出てきたと思いますが、心気虚とは、心臓のポンプ作用の低下により、心筋の負担が増える事で、心臓の期外収縮などの疾患が現れる症状です。これを、補って治療する漢方薬という事です。
それに伴い、全身の栄養不良が進み、脱水症状や心臓の代謝障害などが起きる事を心陰虚と言います。
この漢方薬は、悪化している場合にも対応したものにも、補う特徴があります。
これをみて、あぁーなるほどって思った人は、東洋医学的な考えが分かっている方かもしれません。
簡単にまとめると、心臓の機能が落ちたために様々な病気がでた状態です。それに対しての漢方薬が炙甘草湯であると言うことです。名前にも入っている炙甘草とは、その心気虚に生薬において効果があると言われているものです。その他にも、生薬が入っていますが、心臓の機能を助けたり、補ったりする物で構成されています。
■ 冠心Ⅱ号方(丹心方)
心臓の瘀血の改善に使われる漢方薬です。つまり、心臓の血液循環に障害が出ているときに使用します。
この漢方薬は、血液循環や血液を綺麗にする生薬で構成されており、頭痛や肩こり・めまい・動悸などにも使用されます。そのため、心臓だけでなく、更年期障害や高血圧などにも良いでしょう。
特徴は、丹参という生薬です。血管の若返りとして使用する生薬として、有名でしょう。
まとめ
その他にも、漢方薬は全体を見て、選択します。胃腸から元気が無い事が原因だったり、腎臓が原因などの場合もあるので、一度相談してもらえたら幸いです。
紹介した漢方薬は、一般的にも使いやすい物です。是非、参考になれば幸いです。