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元気堂です。
リンパ腫などの癌を患った時に、良く使われるのが霊芝(れいし)です。サルノコシカケとして、よく耳にする生薬の1つでしょう。昔から珍重されてきた生薬で、幻のキノコとも呼ばれています。何故、幻とも呼ばれるのかというと、キノコの中でも胞子が飛びにくいからです。
霊芝の殻は、とても硬く胞子を上手く出せないので、発芽に至りません。そのため、多くの樹木である梅・ナラ・クヌギなどの古木10万本中に2~3本程の確率でしか採取されない稀少品となります。
生薬の中でも、上薬と呼ばれ貴重品に当たります。上薬とは病気を治すだけではなく、副作用が無いため長期に渡って服用が可能となります。また、いつまでも若々しく、元気を維持する不老長寿の薬でもあります。この貴重さは、中国最初の薬物書『神農本草経』にも収載され、最上級の薬物として扱われています。
実は、霊芝には種類が多い!!
霊芝といっても種類は、様々となります。
・ 赤芝(せきし)
・ 黒芝(こくし)
・ 青芝(せいし)
・ 白芝(はくし)
・ 黄芝(おうし)
・ 紫芝(しし)
このように色別されていますが、貴重な霊芝の中でもレアな物があります。
それは、鹿角霊芝(ろっかくれいし)と呼ばれるものです。10万本に1本しか発生しない変異体と言われます。
変異体というと、コロナウイルスやバイオハザードでもお馴染みで、あまり良いイメージはないでしょう。しかし、この鹿角霊芝は、その名の通り鹿の角のような形をした霊芝であり、傘が上手く開かない事から胞子が詰まっているため、栄養が豊富に含まれています。
霊芝に含まれる成分には、アミノ酸、β-Dグルカンといった多糖類、カルシウム・リン・マグネシウム・カリウム・ナトリウム・鉄など他にも多くのミネラル類が含まれています。栄養の塊のような生薬となります。
そのため、体内のバランスを正常に整える働きがあるので、自分自身で多くの病気などを治す手伝いをしてくれます。つまり、免疫力を高めたり、過剰な反応になるのも調節するのでアレルギー対策・風邪予防にも良いでしょう。
また、健康が充実するために美容にも繋がっていきます。その他にも脂質の吸収を阻害するために高脂血症などの生活習慣病にも良いでしょう。
特に、霊芝に含まれるβ-Dグルカンに注目!!
β-Dグルカンは、ナチュラルキラー細胞・マクロファージなどの免疫細胞を活性化させる働きがあり、サイトカインの産生を促進することが知られています。サイトカインは、主に免疫系細胞から分泌されるタンパク質で、ウイルスなどの異物の表面で働き、細胞間の情報伝達を担います。
これにより、間接的に免疫力を高める効果があるとされています。
その他にも霊芝による効果はとっても魅力的だった。
その1つに、血液を綺麗にすることで抗ガン作用を示すと言われます。
ガン患者の血液は、粘度が高く、採血した血液が凝固しやすい傾向があります。東洋医学では、瘀血にあたる症状となります。霊芝を摂取することで、この血液の粘度が低下する働きがあります。これにより、脾臓の働きを改善する効果もあると考えられています。
脾臓が維持されると、免疫力も維持できるので、これまた免疫力を高めます。
血液をサラサラにするという事は、コレステロール・中性脂肪・高血圧などの生活習慣病にも良い影響が出てきます。また、血の巡りが良くなる事で、肩こり・不眠・動悸・疲労感・めまい・手足の冷えにも良いでしょう。
実際にも以下のような研究が・・・
高血圧患者10人に霊芝のエキス(1日7.5g相当)を2週間に連続で服用することで、コレステロール・中性脂肪などの数値が正常値に近づいたという研究結果も報告されています。
その他にも、霊芝は腸の働きが良くし腸内細菌のバランスが整えます。腸内には体内の70%の免疫が存在するので、よる健康的なる事が期待できます。
まとめ
ガンに良く使われる生薬である霊芝についてでした。研究結果からも、東洋医学の経験からも免疫力が高まるのは、間違いなさそうですね。
虚弱体質・風邪を引きやすい方にも、オススメでしょう。日々の生活に、霊芝を取り入れてみるのも1つの手段でしょう。
以上、参考になれば幸いです。