超加工食品は、超危険!? うつ病リスク・認知症リスクが高まるかも!?

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

皆さんは、超加工食品という言葉を知ってるでしょうか??
これは、白パン・クッキー・マヨネーズ・味付きヨーグルト・マーガリン・ソーセージ・ハンバーガー・ハム・サラミ・ホットドッグ・シリアルバー・冷凍食品・炭酸飲料などを指します。

つまり、かなり身近な食品という事は分かるでしょう。
多く方は、これらを一切食べないというのは難しいかと思います。

そんな超加工食品が、なんと認知症・うつ病のリスクを高めると言われます。

まず、超加工食品を大量に摂取する人は、うつ病のリスクが約50%も高い!?

これは、米マサチューセッツ総合病院の消化器科副医長で、米ハーバード大学医学大学院教授のAndrew Chan氏らによるこの研究です。

この超加工食品の中でも、特に人工甘味料との関連が大きい事が分かっています。
また、水素添加のような工業的処理によって、高度に加工された食品の影響が強く、食品に含まれるトランス脂肪酸の量を著しく増加させる事も分かっています。

トランス脂肪酸は、心疾患リスク増加との関係があり、うつ病だけじゃなく健康被害に注意したい所でしょう。

この研究対象として、研究開始時にはうつ病でない中年女子を対象としています。
その結果、1日当たりの超加工食品の摂取量が上位20%のカテゴリーに含まれた対象者は、下位20%の対象者と比べて、うつ病のリスクが49%高い事が判明。

また、うつ病のリスク上昇と関連していたのは人工甘味料のみであり、超加工食品の摂取量が多いほどうつ病のリスクは高くなります。
反対に、摂取量を4年間で1日当たり3サービング以上減らした人は、摂取量が変化しなかった人と比べても、うつ病のリスクが低下していた事が判明。
サービングとは、1食当たりの量を指しています。例えば、食パンは1サービング=1枚、シリアルは1サービング=1カップとなります。

超加工食品は、認知症リスクにも!?

超加工食品の味に慣れて、毎日のカロリーの20%以上を超加工食品から摂取している人は、年をとると認知機能が低下する可能性があると言われています。

超加工食品は、腸内細菌叢を乱すことも知られています。
この事からも、脳への影響を及ぼすと言われます。これは、以前にも触れた腸脳相関ですね。

じつは、脳や心には、腸内環境が関係しています。

実は、腸の働きによって作られている物質には、セロトニン・GABAというものがあります。

セロト・・GABA??? 急に難しく思えるかもしれませんが、この成分が脳と心に関係しています。

セロトニンは、気持ちを安定させる作用があるホルモンであり、GABAは脳による認知機能・学習機能・心の安定に作用します。

何故?? このような関係性があるのかと言うと、胎児の時に遡ります。

腸と脳は、同じ細胞から分かれて作られています。元々、同じ細胞だったため、腸は第2の脳と呼ばれる臓器となります。

腸と脳(心)が関係いている例として以下のような体験はしたことはないでしょうか??

・ 極度の緊張をすると、腸が張ったり、下痢気味になる。

・ 旅行先では、便秘気味になる。

どうでしょうか?? 思い当たる人もいるかと思います。

また、感情と腸には、関係がある事は日本の言葉にも表れています。

『腹が立つ』・『腑に落ちる』・『腹黒い』など気が付かないうちに使っており、実はすでに浸透している考えなのです。

このような考えは、最近の話ではありません。西洋医学で発見される前からある考えなのです。

東洋医学の五行説では、心(脳)・(小)腸は表裏の関係と呼ばれているからです。

東洋医学から見る脳腸相関とは??

東洋医学において、心は心臓だけを意味していません。心は神明を司ると言われます。この神明とは、感情・意識・判断・思考などの全ての感情を管理する意味があります。そのため、脳の役割と同じ事が起きています。

そんな心と深い関係なのが小腸です。

心からの経絡は、小腸に繋がっています。この事より、お互いにコミュニケーションを取って関係を構成しています。

心からの温かい気という栄養を小腸に伝わると、その働きが正常に働き、小腸で吸収された栄養の一部が、心に送られる事で、心の栄養となる血に変化します。

西洋の考えでいう、セロトニン・GABAが血の一部に当てはまるかと思います。

このように、東洋医学では解明される前から関係性を訴えていました。

まとめ

共働き・重労働など時間がない方には、超加工食品は手頃であり食事の1品としても生活を助けてくれます。

しかし、あまりにも頼り過ぎると、病を発症する可能性が潜んでいます。
摂取のしすぎが駄目なので、うまく食事の内容を改善しましょう。

食事以外にも、生活スタイルの改善案としては以下などもあります。

・ 毎日7~8時間の十分な睡眠の確保。
・ 起床時間を同じにする。
・ 毎日の軽い運動。例えば、毎日7000歩以上。
・ お酒・タバコを控えるなど。

以上、参考になれば幸いです。

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参考文献:「JAMA Network Open」に9月20日掲載

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