はーい。こんにちわー。
元気堂です。
蚕(カイコ)と聞くと、皆さんが思いだすのは、幼虫ではないでしょうか?それか、まだ記憶に新しい富岡製糸場かもしれません。
今回は、そのカイコについて話していきたいと思います。
カイコの有用性とは??
カイコと言えば、シルクというのは有名な話です。そして、そのカイコは家畜化されており、もう人の助けがないと生きていけなくなっています。共生の関係となっています。
そのカイコというのは、生薬の一つというのは知っているでしょうか??
漢方薬には、蝉の抜け殻や冬虫夏草などの虫も生薬なのは有名ですが、実はこのカイコも生薬となります。
カイコというのは、痺れや振るえを抑える働きがあります。そのため、パーキンソン病などに用いられる生薬と言われます。以下のように、商品としても販売されているのです。
リンク
その他にも、カイコは繭玉というお風呂にも使用されます。
繭の成分は、フィブロンという繊維状のタンパク質と、セリシンという水溶性のタンパク質に分かれます。前者は、シルクとして使用されますが、このセリシンは染料の浸透を妨げることから捨てられていました。
しかし、この捨てていたセリシンは、人の保湿成分に似ていることが分かりました。そのため、天然の保湿剤としてスキンケア商品に含まれるようになりました。
セリシンは、水溶性のためお風呂に入れれば、その成分が溶け出していきます。
秋・冬の乾燥時期には、カイコの力を頼るのも良いでしょう。また、普段からアトピー体質であれば、日常的に使用するのもおすすめです。
以上、参考になれば幸いです。
リンク
リンク