はーい。こんにちわー。
元気堂です。
秋冬の健康問題として、乾燥・寒さ・花粉症・ウイルスの飛散など多くの原因が存在しています。
特に、乾燥は鼻粘膜・咽頭~気管・気管支などの粘膜にも影響し、風邪の病原体の侵入も容易にしてしまいます。
そのため、濡れタオル・除湿機などの加湿で対策したり、マスクをする事も多くなるでしょう。
湿度が低下することで、粘膜だけでなく手荒れ・皮膚炎など全身の乾燥も生じやすくなります。
また、体感温度も変化があり涼しく感じる事から寒いといった表現に変わって行く頃でもあります。
身体も熱産生を高めるため、エネルギーをより消耗することでしょう。
風邪対策としても、身体の滋養だけでなく防衛する事が重要となってきます。
加湿に加えて、鼻うがいも取り入れよう!!
乾燥し気温が下がることで、秋冬の風邪の原因であるウイルスの動きも活発化し飛散もしやすくなります。
飛散しやすくなる理由は、ウイルスが地面に落ちるまでの速度がゆっくりになります。
これにより、ウイルスを吸い込むリスクが高まっていきます。
そして、その第一の防波堤である粘膜も乾燥により消耗していると、侵入を容易にさせますね。
この事からも秋冬といった乾燥時期には、加湿は大切となります。
また、コロナ禍でも学んだ手洗い・うがい・アルコール消毒も重要!!
小まめに行う事で、感染予防になる事は、皆さんも身に染みて分かることでしょう。
衛生的な生活を心がけるだけでも、十分な対策でしょう。
また、先ほども触れたように寒さに負けない為にも、身体の熱産生も多くなるのでバランスの良い食事・十分な睡眠・適度な運動で、身体を健康な状態を維持する事も必要でしょう。
もし、身体への侵入を許しても免疫力を高くしていれば、風邪症状も軽度で済ますことができます。
それでも、ふとした時に罹ってしまうのが風邪・・・。
特に子育て世代の方は、子供が学校などで貰ってきてしまうことも・・・。
そんな時にも、有効と言われるのが【鼻うがい】
鼻うがいとは、鼻の中に生理食塩水を入れて異物を洗い流す方法です。
夏でもエアコンにより乾燥し、喉がイガイガするように、秋冬は常に乾燥しています。
つまり、夏よりも喉のイガイガや炎症が起きやすい状況となりますね。
この喉の違和感を感じてからも、鼻うがいは良い働きをもたらします。
軽度の風邪・花粉症などで鼻づまりが続くと口呼吸になりがち・・・。
喉が外気と晒されるるリスクが高まるという訳です。また、鼻水の一部が喉に垂れることで、それが刺激となり不快感・痰の絡み・咳症状なども生じさせます。
この刺激の原因・異物の除去を目的としても、鼻うがいがオススメでしょう。
鼻うがいの方法とは!?
基本的には、生理食塩水(濃度0.9%・40℃)が良いとされます。
沸騰したお湯1リットルに対して、9gの塩を溶かして、40℃くらいまで冷ませば出来上がります。
※ 雑菌の繁殖リスク・塩の溶け残りが出ないように沸騰させる方が良いでしょう。
この準備を終えてから、ゆっくりと鼻から注入しますが、この液は飲み込まないようにしましょう。
異物を取り込んでは意味を満たしません。
また、鼻は耳とも影響があるので、水分はキッチリ出さないと中耳炎の原因にも・・・。
鼻うがいは、慣れが必要であり、慣れてしまえば風邪予防・対策の1つの手段となります。
鼻うがい・・・。ちょっと、面倒だな・・・。
そんな時には、粘膜を増やして風邪予防も!!
粘膜を増やすためには、滋陰作用のある食材・生薬などがオススメ!!
秋冬の旬の物をしっかり食べる事で、身体を元気にしておくと良いでしょう。
しかし、なかなか料理の習慣がないと難しい・・・。
そんなときには、漢方薬で滋陰してみましょう。
■ 麦門冬湯
身体を滋養する麦門冬や人参が豊富に含まれ、鼻や喉などの粘膜を潤します。そのおかげで、バリヤー機能を強くするだけでなく、空咳や痰がひっかかるような咳にも使われます。
粘膜があるだけでも、それにより喉の炎症を予防する事ができるので、乾燥時期の予防としてもピッタリな漢方薬でしょう。
まとめ
乾燥して、粘膜が弱くなることで発症しやすくなるのが風邪・花粉症です。
きちんと、バイヤー機能を高める事で予防も可能かと思います。
また、きちんと異物の除去することで身体への侵入を防ぎましょう。
身体を元気にして、あらゆるストレスへ対応できるように体質改善するのは、いつからでも遅くはありません。これを期に、行動を移してくれたら嬉しく思います。
以上、参考になれば幸いです。