秋はイネ科植物が旬!! お米だけでなく、マコモにも注目してみよう。

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

秋は、イネが実る季節でもあり、米だけでなくイネ科の植物の多くが旬となります。
そのイネ科の1つにマコモという植物があります。

このマコモの茎である肥大化している部分をマコモダケと呼ばれます。
このマコモダケは、タンパク質・食物繊維・ビタミン・ミネラルを含んだ食材であり、この栄養価から人体へ様々な効果を持つと言われます。

では、そんなマコモダケとは!?

マコモダケは、池・沼などの水辺に生えているイネ科の多年草です。
マコモダケと呼ばれる茎の部分には、黒穂菌(くろぼきん)とよばれる菌が寄生することで、茎の根元を肥大させます。
そのため、茸のように菌の影響を受けているのでマコモダケと呼ばれています。

実は、マコモダケはかなり歴史がある食物でもあります。
なんと、お米よりも古い歴史ある穀物であり、日本最古の書物である古事記・日本書紀にも記載されている程です。
その他にも、しめ飾りなどの神事にも使われたり、お盆に使われるきゅうり・なすの代わりにマコモを使用していたこともあるようです。

マコモダケの特徴としては、浄化作用があります。
マコモは水を腐らせる湯垢・体から出る老廃物を、マコモの耐熱菌が分解して浄化することにより起こっているといわれています。
もともと、マコモの葉・粉は漆のつや出し・粽(ちまき)、羊羹(ようかん)をマコモの葉で巻く、マコモの根を粉末状にしてお風呂に入れると、水が腐らないなどと言われています。

そして、体内浄化作用も持ち合わせているので、アトピー・切り傷などに使われています。
このような浄化作用が神事にも使われてきたかもしれませんね。

マコモダケの効果を知っていこう!!

やはり食物繊維による整腸作用で便通を改善します。
食物繊維は、腸内に溜まった不要なもの絡みとって排出するだけでなく、余分なコレステロールを体外へ排出します。カサが増すことで腸壁を刺激して蠕動運動を刺激します。

また、生活習慣病の1つである糖尿病に対しても糖質の吸収抑制作用などに働き、現代病の対策としても注目でしょう。

さらに、カリウムが含まれており高血圧予防だったり、浮腫の改善にも!!
カリウムは、多くの酵素を活性化させる働きを持っており、筋肉のエネルギー代謝・神経伝達・筋肉の収縮を間接的に補助する働きがあります。

まとめ

秋が旬のイネ科:マコモダケ!!
今回は、あまり耳にしなくなった食物の紹介でした。

腸内環境が悪い傾向・生活習慣病が気になる方は、食事に取り入れてみては、いかがだったでしょうか??
また、夏の紫外線で肌が荒れている方はマコモの粉を、お風呂にいれて入浴剤代わりにするのも良いでしょう。

以上、参考になれば幸いです。

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