はーい。こんにちわー。
元気堂です。
夏が過ぎ、気候も下がってきて少し肌寒さも感じる頃でしょうか。新緑もさり、秋を感じる季節になりました。
東洋医学において、秋といえば【肺】の季節となります。つまり、ここを気をつけないと、風邪症状が出てきて、身体が弱りやすくなります。コロナもまだまだ治まりを見せず、気管支炎・肺炎を気をつけないといけないでしょう。
特に、肺は乾燥を嫌います。秋冬は、乾燥しやすい特徴があったり、夏で多くの陰液(身体を潤す作用)を消耗している場合には、肺の病気を引き起こしやすくなります。
秋は、肺を滋養しよう! その方法を知っていますか!?
■ 肺を守る習慣とは、どんなものがあるでしょうか??
一番は、湿度が関与しています。やはり、乾燥すると喉の痛みを感じ、風邪へと悪化しやすくなります。夏の場合は、クーラーにより起こりますね。特に、スポーツの秋だったり、サウナにより、大量に汗をかく際には、水分摂取を心がけましょう。
体内の水分量が大切なります。
湿度というのは、身体を潤すためにも大切な役割があります。逆なのが、梅雨ですね。あの時期は、身体が重く、倦怠感が出やすくなります。また、脾胃が弱りやすいのも、湿を嫌うからです。季節や環境などにより、身体の異変が変わっていきます。
■ 皆さんは、快適に過ごせる湿度というのは、ご存じでしょうか??
普段は、あまり注目する事も無いので、分からない方も多いかと思います。目安は、40~60%が快適な湿度と言われます。これ以下だと、目・鼻・咽頭が乾燥しやすくなります。乾燥すると、咽頭や気管が炎症しやすいのは、一番外部に晒される場所だからです。
そのため、咽頭や気管支などに異変を感じたら、水分摂取をおこなったり、しっかりとケアする事が大切です。早めのケアで、風邪予防をしていきましょう。
また、東洋医学の五行説では、肺が弱まると悲しみや憂いというネガティブな感情が強く出ます。このような感情を強く抱くときは、風邪も引きやすいので注意しましょう。
これから秋を快適に過ごすには、何をする方が良いのか??
■ 早寝・早起き
十分な休息とともに、寝過ぎも厳禁です。寝過ぎは、肺の機能を低下させる。その言葉は、東洋医学ではあります。
■ 水分補給・加湿をして乾燥を未然に防ぐ。
肺は、乾燥を嫌います。そのため、加湿は十分にしましょう。この反対が、脾胃です。脾胃は、湿度を嫌います。もし、胃腸病が出た場合は、取り過ぎかもしれません。
■ 深呼吸を取り入れよう・秋の食材を取り入れよう。
東洋医学では、新鮮な酸素と栄養のある食事から、【気】というエネルギーが作り出されます。この気には、身体を
守るバリアー機能(衛気)を高めるからです。
秋におすすめの食材とは??
秋は、冬に備えて過食になりがちです。それは、クマなどの動物と同じく、人も昔から冬には食材が少なくなるからです。現在は、食材も豊富のために食べ過ぎは、太る一方となりますので、要注意!!
■ 肺が乾燥しないように、潤す食材とは??
白菜・レンコン・ぎんなん・ぶどう・梨・やまいもなど旬な食材を取り入れましょう。
また、五行説では、辛いものが肺に良いため、以下の食材もオススメ。
春菊・ごぼう・たまねぎ・ゴボウなど。
他は、秋と言えばキノコです。マリオも大好きなキノコを秋には、たくさん食べましょう。キノコは、食物繊維も豊富で、免疫力を高めてくれる食材です。秋も冬も続けて食べる事をおすすめします。
秋におすすめ漢方薬には、麦門冬湯・百合固金湯などの滋潤薬が良い!!
■ 麦門冬湯
喉がカサカサして渇き、咳き込む。または、痰が絡む気管支炎・咽頭炎にオススメ!!
麦門冬を主薬として、人参・甘草・大棗・粳米で乾燥を潤し、滋養強壮させます。そのため、気道や胃が潤い、消化吸収の機能を高めます。そうすることで、肺胃陰虚の症を改善します。また、大量の滋潤薬で潤いすぎないように、半夏が配合されています。また、半夏は鎮咳作用があるので、空咳・痰が絡む咳も抑制してくれます。
まとめ
今回は、秋の養生法についてでした。これから、どんどん乾燥してくるので、今から備えておくことが大切です。また、コロナ禍の生活であり、普通の風邪でも周りは敏感です。
なるべく、養生を取り入れて、予防して頂けたら嬉しく思います。
以上、参考になれば幸いです。