はーい。こんにちわー。
元気堂です。
秋の味覚といえば、焼き芋・松茸くらいイメージするのが栗ではないでしょうか??
スイーツ好きなら、モンブランなどの栗を使ったお菓子が豊富になり、楽しい時期かと思います。まさに、食欲の秋といった所でしょう。
そんな栗には、どんな栄養や効果があるのかを知っている人は多くないかと思います。
そこで、今回は栗に注目をして、美味しく楽しく健康になって貰いたい!!
そんな訳で秋の味覚である栗について、話していきましょう。
縄文人の健康食品は、栗だった!?
日本の縄文時代の遺跡からも、栗の木が栽培されていたり、備蓄されている事が分かっています。
栗は、中国と日本が原産地と言われます。この事からも身近にある食材だったことが分かります。
そんな栗には、ペクチン・タンニンが多く含まれています。
じゃあ、どんな効果があるの?? これが気になる事でしょう。
■ ペクチン
水分がなくなった便を柔らかくして排便をうながします。また、下痢の時でも、ゼリー状の膜になって腸壁を守ってくれるので、便秘でも下痢でも効果があります。
過敏性腸症候群みたいな人は、栗を食べるのが良いでしょう。さらに、整腸作用があるので、乳酸菌などの腸内の善玉菌を増殖させます。
また、 コレステロール値の上昇を抑え、動脈硬化の予防にも役立ちます。
つまり、生活習慣病である糖尿病・高血圧の予防にも良いでしょう。
■ タンニン
ポリフェノールの一種であり、老化防止・抗菌・抗癌作用・抗酸化作用があります。
そのため、生命力を補い、老化を助ける作用があると言われます。
このような事から栗は薬としても使われていた!!
栗は、生薬の1つでもあり「栗子」と呼ばれ、医学書「名医別録」にも記載されています。
そこには、「主に元気を与え、胃腸を厚くし、腎気(精気)を補い、飢えに耐える体力をつける」とあります。
東洋医学において、補気作用・補腎作用があるという事ですね。簡単に言うと、生命エネルギーを補うだけで無く、胃腸を元気にしてくれる生薬と言うことです。
栄養としても、人体にとって大切な成分が多く、また風邪予防に期待される成分も含まれいます。
滋養強壮・昔で言えば越冬のために、栄養豊富な栗を食べることで体力を養う栗は、健康のためには大切な食材となります。
栗は、その他の花・葉・イガ・鬼皮・樹皮・根も生薬として記載されています。
葉やイガは乾燥し、その煎汁で皮膚の炎症を抑えたり、ウルシかぶれに応用されています。その作用はタンニンによるものと考えられます。
栗は、ダイエットにも良い!?
実は、ダイエットにおすすめの食材で、ナッツ類よりも脂肪分が少なく健康により良いとされます。
また、栄養素でもビタミンB1が含まれ、糖質を燃やしてエネルギーに変えたり、ビタミンC・タンニンの抗酸化作用により老化を防ぎます。
なにより、食物繊維が豊富!!
不溶性食物繊維は、腸内にある老廃物の排出をサポートします。つまり、腸内環境を整えます。
これから風邪シーズンにもなるため、免疫力向上にも良いでしょう。
その上、栗に含まれる糖質のほとんどはデンプンで、体内でブドウ糖になります。
ブドウ糖は、少ない量で血糖値を上げるため、空腹感を解消します。この空腹感を抑える働きによりダイエット食としても注目されています。
ただし、食べ過ぎは厳禁!!
あくまで、ダイエット中の甘味の代換えくらいで考えておきましょう。
まとめ
栗には、栄養だけでなく空腹感を和らげる働きがあるため、オススメの食材となります。
食欲の秋と言いますが、暴飲暴食ぎみであれば、栗を用いるのも良いでしょう。
また、風邪を引きやすい虚弱気味であれば、栗を食事に取り入れてみてはいかがでしょうか?
素朴な栗の甘味は、ダイエットにも!!
甘いのが苦手な方・ちょっとしたおつまみ感覚で楽しめるので、興味があれば買ってみるのも良いでしょう。
以上、参考になれば幸いです。