はーい。こんにちわー。
元気堂です。
秋が深まってくると、紅葉が綺麗で心も安まる頃かと思います。
そんなモミジやカエデの中にも、実は漢方薬となるものがあります。
カエデの楓(ふう)の木に注目してみよう!!
良く紅葉で目にするのが、手を広げたように5つに分けれた葉っぱですね。
多くの方が、紅葉で思いつくのは以下のようなものではないでしょうか??
紅葉狩りでも、人気の葉っぱとなります。しかし、今年の秋は、三叉の葉っぱに注目して下さい。
このような葉っぱの楓の木の下には、トゲトゲの実が落ちている事があります。
写真がないので残念なのですが見れば、悪魔の実では??と思ってしまうほど、イガイガしています。
生薬名は、路路通(ろろつう)といいます。効能は、気の巡り・経絡や血液の流れを良くしたり、水分代謝を改善するような効能があります。
でも、この生薬を使った漢方薬は、あまり目にしません。そのため、この効能に似た漢方薬も紹介しておきましょう。
疎経活血湯という漢方薬です。
この漢方薬は、主に座骨神経痛・頸椎の痛み・五十肩・腰痛などに使われます。西洋医学で言えば、整形外科の分類になるような漢方薬です。
経験上では、やはり座骨神経痛などで使用します。主に、筋肉が固くなり、血流が落ちる事で、普段圧迫しない神経も刺激し、痛みや痺れが出ている場合が多いかと思います。
また、秋冬の寒くなると痛みが出る方には、これに身体を温めるような漢方薬も一緒に服用するのも良いでしょう。
まとめ
今回は、秋の身近な生薬です。この時期の生薬も旬な食材と同じで、季節にあったものと思われます。
寒くなると、気血の流れが低下し、経絡の流れ・水の代謝も落ちます。この路路通の薬効は、まさにその時期に適しています。
生薬にも旬があるという事です。これからの季節は、とにかく寒さから来る病が多いです。羽織り物・防寒具を忘れずに過ごしましょう。
以上、参考になれば幸いです。