はーい。こんにちわー。
元気堂です。
てんかん持ちの方は、子供の時にもなっていた既往歴もある事かと思います。しかし、なった事がない人でも、加齢により起こる事が増えています。
2000年を越えたあたりから、子供より高齢者に多いと言われています。
では、てんかんという病気とは、どんな病気でしょうか??
てんかんとは、どんなもの??
多くの方がてんかんと聞くと、痙攣のイメージが多いかと思います。
しかし、てんかん発作には、以下のような症状が伴うこともあります。
光がチカチカ見える・手がピクピク動いたり、振るえなど無意識に起こる症状だったり、症状が強い方だと発作中の意識がなくなったり、1点を凝視して動作が止まったり、反応がないなどの症状が現れます。また、全身のけいれん発作が特徴的です。
では、何が原因でてんかん発作が起こるのか??
それは、脳の神経細胞の異常な反応が関わっています。
この神経細胞が身体へと電気信号を送ることで、身体が様々な働きを行えています。
この電気信号には、興奮系の信号と抑制系の信号があり、バランスを保って働いています。
しかし、興奮系の強い信号により異常な活動が生じると、てんかん発作が引き起こされてしまいます。
この症状が繰り返す事をてんかんと言います。
てんかん発作の多くが1~2分程度で治まりますが、稀に5分以上つづ場合にも・・・。
そのような場合は、自然と治まりにくく、30分以上つづくと脳への重い影響を及ぼします。これらのことから早期治療・予防が大切だと考えられています。
どの年齢層でも発症しますが、特に小児と高齢者で発症率が高いと言われます。
また、原因不明なもの「特発性てんかん」・頭部外傷、脳卒中・脳腫瘍、アルツハイマー病など原因が分かるものを「症候性てんかん」に分けられます。
高齢者のてんかんは、特に症候性てんかんが多いです。加齢に伴う脳の異常・認知症などが原因の約1/2~約2/3と言われます。
そのため、高齢になると人もペットも関係なく、てんかん発作が起こりやすくなります。
また、熱性けいれん・感染症によるてんかん・先天的な原因も・・・。
お子さんを持っている方で、身近なものは熱性けいれんでしょう。
熱性けいれんは、38度以上の発熱時に、生後6ヶ月~5歳に起こりやすいのが特徴でしょう。
急に白目を剥いて発作が起きてしまうことがあるので、親御さんは驚いてしまうことが多いので、予め知っておくと良い知識となります。
また、意外な原因としては扁桃体の肥大化することでも、てんかん発作が起きるとも言われます。
扁桃体肥大によるてんかん発作: ペット漢方の1例として。
病院のてんかん薬でも、症状が良くならないために来院。
話を聞いていると、高齢で体質的にも蓄膿症があり、夜も寝れない。呼吸もしずらそう。
そのせいか、食欲も落ちている。
東洋医学的には、てんかんは、肝風内動・心熱が強すぎる場合が多いです。
しかし、今回は扁桃や蓄膿により起きている可能性があると考え、そちらを中心に治療を選択しました。
その後、鼻の症状が落ち着くと共に、てんかんも改善している言われました。
もし、似たような場合は扁桃肥大が原因かもしれません。てんかん発作だから、その薬ではなく東洋医学のように全体療法で、症状を考えるのも一つの改善策だと思います。
てんかん発作時の対処法とは!?
発作時間は、1~2分程度が多いので、まずは落ち着いて対処をしましょう。
・ 危険な物を遠ざける。
・ 呼吸しやすいように衣服を緩める。
・ 横向きに寝かす。
・ 頭を床に打たないように、柔らかい物を敷く。
・ 発作からの時間を把握。
また、食事中であれば喉を詰まらせないように注意を払います。
入浴中であれば、お湯を抜いて溺れないように体を支えましょう。
まとめ
急な痙攣で、びっくりする事もあるてんかん発作ですが、きちんと対応することが大切です。
子供の場合は、熱性けいれんなど高熱が原因になることもあります。熱が身体に籠もると、脳が機械のようにショートして、異常な反応が出ているので、解熱剤やダイアップなどの座薬で対応する事もあるでしょう。
加齢の場合は、脳の誤作動や扁桃肥大などが原因になるので、念頭に入れて対応していきましょう。誰にでも起こりえます。そのため、心当たりがある方は予防・治療をしていきましょう。
以上、参考になれば幸いです。