傷んだ髪を取り戻すには、内側からが重要!? 髪質の悪化の原因は、血不足!?

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

男性も女性も、髪の毛で悩んでいる方は多いかと思います。
男性の場合は、特に抜け毛・生え際などの気にする方も多いです。女性においては、艶・質感など細かい所まで、気になる事でしょう。

東洋医学では、髪は血余(けつよ)と呼ばれ、現代で言う血液や栄養が余ることで表現されています。
つまり、髪のツヤツヤ・質感などを取り戻すためには、が重要となります。

血が余分な状態になるには、何が必要になのか!?

まず、血は以下の材料が必要となります。

血=津液一部+微量な精 (+は、営気) なたは 血=精×気化作用。

血というのは、水分(津液)・精(食事から補充されるエネルギー Or 父母からもらった先天的なもの)・気が関係があります。

気というのは、簡単に言えば元気です。元気がないと、脾胃の健康が落ちます。それでは、食事から得られる精も不足します。結果的に、血の量は不足します。

元気を保つには、まずは生活を見直す必要があります。どんな記事にもかいてあるような事が大切です。
適度な運動・バランスの良い食事・十分な睡眠・ストレスを溜めないような環境を目指しましょう。

しかし、これを実現するのは容易ではありません。ストレス社会では、その解消のために、暴飲暴食・夜中までSNS・映画鑑賞など生活の乱れが・・・。
これらにより、眠れないなど自律神経が乱れてしまう事もあるでしょう。

そもそも、東洋医学では、ストレスは肝という臓腑がダメージを負います。肝は、血の貯蔵庫でもあるので、血余という状態を目指す上では、肝の状態も考慮にいれる必要を感じます。

また、髪は腎が深く関与しています。
この腎は、生命活動・生殖能力。成長や老化に深い関係があります。そのため、老化現象の1つである抜け毛・脱毛症などにも影響を及ぼします。

これらのことから、血を補うとともに、肝・腎の状態も髪には必要でしょう。

女性は、特に注意が必要かも!?

例えば、妊娠中・産後に多い・月経中は、髪のツヤは消失しやすい!!
こんな経験はないでしょうか!?

女性は、月経や出産など、常に血と深い関わりがあります。
実際、妊娠中と出産後は血の量と質の低下を招きます。その結果、髪にツヤが失われる方が多いのです。

こうした血の量と質の低下は、漢方薬で急速に回復することができます。そして、漢方薬の最大の利点は、母子ともに副作用がないことです。
授乳中のお母さんは、美容室で髪の栄養液をつけたいが、頭皮から化学物質を吸収してしまうため、乳児に悪影響があるといけません。

自然の生薬をつかった漢方薬を服用すれば、髪のツヤはもちろん、お産で失われた体力も回復します。もちろん、お子さんに影響はありません。

<血を補う漢方薬・潤いを保つ漢方薬の一例>

四物湯系や六味地黄丸系が基礎となるでしょう。
女性の場合は、体質的には瘀血というものがあるので、女性ホルモンを整えるような当帰芍薬散や桂枝茯苓丸なども考慮に入れる必要があるかと思います。
婦人科系で使われる漢方薬には、ほとんど四物湯から派生しているので、補血作用を含むからです。

産後からの瘀血対策には、芎帰調血飲第一加減がよく使われます。
汎用性が高いので、こちらもオススメでしょう。

普段の食事から改善したい・・・。そんな時には、昆布!!

やはり、有名な【昆布】を使いましょう
黒髪を保つヨードがいっぱい含まれています。

また、東洋医学では黒い食材は、補腎作用があり加齢に伴う症状にも関わっています。

今回の昆布がオススメな理由には、ヨード自体が良い働きをしています。

ヨードは、血管に活力を与えので毛細血管を刺激します。そのおかげで、髪の根っこまで十分な栄養を行き渡らせる効果があると言われます。
また、昆布のヌメリにはコンドロイチンが含まれ、ツヤと張りを与えてくれます。

日本の食事は、昆布をおいしく食べる料理が様々ありますので、取り入れてみるのをおすすめします。
また、血圧や動脈硬化などの予防にも日頃から摂取するといいと言われます。

ちなみに、味噌汁に昆布出汁・わかめ・豆腐を入れれば、大豆イソフラボンによる女性ホルモンを整えたり、ワカメも黒い食材とされており、腎にも働きます。
その上、大豆自体も補腎作用があるので、より効果を高めます。

海外から日本人が若く見られるのも、日本の食事に欠かせない大豆も関与しているかもしれませんね。

まとめ

髪で悩んでいる方は、多くいるかと思います。
そんな時にこそ、普段の生活や自分自身の体調の確認をして見て下さい。

少しでも原因がある場合は、まずはそこを改善する事が重要です。
髪だけでなく、美容においても健康が根本!!

健康である事が、髪・肌などの美容の改善の近道でしょう。

以上、参考になれば幸いです。

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