最近、足がつる頻度が増えた・・・。もしかしたら、下肢の冷えが原因か!?

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

最近は、秋の陽気から冬に変わってきました、風も冷たく、とにかく冷える時期です。

そんな時期に増えているのが、こむら返り(足のつり)です。
夜中・朝方につりやすいなどを耳にする事があります。

若い方は、運動により酷使する事で起きる事が多いでしょう。しかし、年齢を重ねて起きる、こむら返りは何が原因なのでしょうか??

こむら返りが起きる原因とは??

先ほども話した通り、急な運動により起こりやすい症状です。

何故、寒い時期に多くなり、高齢の方にも多いのかというと、栄養不足・水分不足・冷え・急激な寒暖差などが原因かもしれません。

まず、栄養・水分不足をしている場合は、筋肉内のカルシウムなどのミネラルバランスが崩れており、筋肉が引きつる原因となります。

足を酷使したり、筋肉疲労をすると若い方でも足がつるのは、過度の運動で栄養が使われ、水分も足りなくなるためです。これは、高齢の方にも当てはまります。

歳を重ねると、食事量が減り、栄養バランスが崩れたり、水分を十分に摂取する事を忘れがちです。

そのため、食生活の見直し・水分補給により、体内のミネラルバランスが整うことで、症状の改善が期待できる場合があります。

この栄養不足・水分不足の状態は、東洋医学でも血虚という症状に当てはまります。

良く漢方薬では、足のつりには芍薬甘草湯が使われます。しかし、この漢方薬は筋肉の収縮を緩和して鎮痛作用を発揮します。

運動前の予防・こむら返りが起きた時の頓服薬には、おすすめですが根本的な治療には、向かないでしょう。

芍薬甘草湯は、常備薬としては、おすすめです。

根本的に治療を考えるのであれば、血虚という症状を治療する補血薬という漢方薬がおすすめです。

例えば、四物湯・十全大補湯・当帰芍薬散・温経湯・桃紅四物湯・芎帰調血飲第一加減などです。

今回は、寒い時期に、こむら返りが増えた点を考慮していきましょう。
この場合は、寒邪という冷えが原因です。特に、深夜・朝方に多いのは最も冷え込む時間だからです。

解決策は、身体を温める事が大切です。けれでも、寝ている時に無意識で布団を剥ぐこともあるので対処がしずらい事もあるかと思います。

また、冷えるという事は、血液循環も悪くなるので、よりこむら返りが起きやすくなります。

それなら、どうしたら良いの?? おすすめはないの??

■ 日頃からお風呂に入って、ストレッチをしましょう。

お風呂で筋肉を温めてから、ストレッチをすることで、筋肉を柔らかくしましょう。

■ 常温のスポーツドリンクを就寝前に飲みましょう。

スポーツドリンクはミネラルもきちんと入っており、予防に一役買ってくれます。冷えないように、常温で飲む事をおすすめします。

糖尿病などの生活習慣病がある方は、糖分が入っていないものが良いでしょう。

この二つでも、駄目だった・・・。全然、緩和しないよ・・・。

その時は、漢方薬を考えてみて下さい。体質改善をして、こむら返りの起こりにくい身体にしましょう。

冷え・栄養不足・水分不足を考慮に入れると、おすすめ漢方薬は、先ほど挙げた芎帰調血飲第一加減が良いでしょう。

芎帰調血飲第一加減は、血の道の症という女性の漢方薬と言われます。しかし、中身は血を補ったり、気や血の巡りを改善したり、鎮痛作用のある生薬で構成されています。

体質改善は、芎帰調血飲第一加減がおすすめかと思います。または、温経湯がバランスの良い生薬構成です。どちらか合う方を試してみては、いかがでしょうか??

まとめ

今回は、冬になると増える こむら返り についてでした。

しっかりと、予防法をやり改善を目指しましょう。もし、それでも改善が難しい場合には漢方薬(芎帰調血飲第一加減・温経湯)がおすすめです。

私のおすすめの漢方薬の使い方は、上記のどちらかで体質改善を計りつつ、芍薬甘草湯を常備することです。

栄養不足・水分不足がある場合は、それを改善するまでに、こむら返りが起こる場合があります。それを起こさない為にも芍薬甘草湯は、最初だけ常備したり服用して予防するのが良いでしょう。

以上、参考になれば幸いです。

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