昼寝30分以上するのは、健康に良くない!? 心機能の低下のリスクが・・・。

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

基本的に、昼寝をすることは悪くない事です。
特に、体力が少ない子供には大切な時間でしょう。

大人でも仕事中に、昼寝の時間を取り入れると集中力アップ・効率が良くなる事が知られています。

幼い子供は、体力を回復させたり成長を促すためにも、昼寝は重要と考えられています。寝る子は、育つというのは良く耳にする言葉ではないでしょうか??

また、昼寝は子供の機嫌にも、大きな影響を与えます。
日中に受けた刺激やストレスを、一旦リセットすることにも繋がり、起きた時には元気に活動できるようになります。あまりの寝起きの良さに、驚かされることも多いでしょう。

ちなみに、生後7ヶ月ごろが11~14時間、3歳なら11~12時間が一般的な昼寝の時間と言われています。
大人の場合は、昼寝の時間は15分から30分以内がベスト。

これはノンレム睡眠・レム睡眠が関係しています。ノンレム睡眠は脳が休んでいる状態で、レム睡眠は脳が働いている状態です。

眠気を解消させるだけであれば、ノンレム睡眠だけで終わらせなければなりません。

特に、寝付いて20分未満のノンレム睡眠です。それ以上となる場合は、深い眠りになり始め、そこから起きるのは逆に頭がスッキリしないので逆効果でしょう。

基本的には、20分前後が目安となります。

そして、今回の研究では30分以上の昼寝により、心房細動のリスクが高まることが判明したそうです。
これは、フアン・ラモン・ヒメネス大学病院(スペイン)のJesus Diaz-Gutierrez氏らによる研究結果となります。

心房細動とは、なにか??

心臓には、心房・心室の二つに分かれ、それが左右に存在しています。
心房が収縮することで、心室にへ血液を送るようになっています。しかし、心房細動という小刻みに心房が収縮すると十分な収縮が出来ません。

すると、心房内に血液が残り血栓ができやすくなります。この血栓が心房から流れると、脳卒中などを生じさせます。

今回の研究では、30分以上の昼寝をする人では、昼寝の時間が30分未満の人に比べて、心房細動の発症リスクが90%も高いようです!!

研究結果をまとめると、以下の事が判明・・・。

・ 30分以上の昼寝をするグループは、短時間の昼寝をするグループに比べて、心房細胞の発症リスクがほぼ2倍。

・ 昼寝をしないグループと短時間の昼寝をするグループでは、大きな変化は認められない。

■ 心房細動の発症リスクが最小になる昼寝の時間の長さについて

・ 昼寝30分以上と比べると、昼寝15分未満 ⇒ 心房細動の発症リスクが42%低下

・ 昼寝30分以上と比べると、昼寝15〜30分 ⇒ 心房細動の発症リスクが56%低下

何故、このような結果が出てしまったのかを考察すると、長時間の昼寝により体内時計が乱れる事が原因ではないかと考えられています。

これにより、夜間の睡眠が遅くなり、睡眠時間の短縮に繋がったり、夜間の覚醒する頻度の増加・身体活動の減少を起こす可能性があります。

反対に、短時間の昼寝は、この体内時計を整えたり、ストレス・血圧の低下などに繋がると考えられています。

まとめ

大人にとって昼寝のしずぎは、あまり良くないようですね。

レム睡眠の事を考えると、昼寝20分程度が一番オススメの時間でしょう。

よく昼寝をしずぎて、頭がぼーっとしてしまう方は、少しだけ注意を払うといいかもしれませんね。

以上、参考になれば幸いです。

参考文献:欧州心臓病予防学会(4月13〜15日、スペイン・マラガ)で発表

漢方専門薬局元気堂(各種生薬、健康食品の通信販売、漢方無料個別相談) (kanpo.co.jp)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA