はーい。こんにちわー。
元気堂です。
寒暖差・気圧により、自律神経が乱れやすい季節でもあります。
そんな時に、人によっては寝れない・寝れても途中で起きてから眠れない・・・。
そんな症状が出ているかと思います。
東洋医学から不眠の原因には何があるのか?考えていきましょう。
この時期の不眠は、肝胆が関与している可能性大。
春は、肝胆に影響を及ぼす季節です。
そのため、この時期に不眠などの症状が出る方は、肝胆が弱い方かもしれません。このような方は、ストレスに弱い傾向があるので、感情が乱れやすい特徴もあります。
■ 胆気虚の不眠
胆力が低下したような症状が起こります。特徴は、恐ろしくて一人で眠れない・寝ていても驚きやすい・ビクビクする・めまい・頭のふらつき・よくため息など
治療法としては、驚きや恐怖により胆気が消耗し、決断力が低下するため、恐怖感で不眠となります。
そのため、温胆益気・安神が必要です。
【おすすめの漢方薬】
温胆湯
■ 肝胆鬱熱の不眠
特徴としては、眠りが浅い・多夢・良く目が覚める・イライラ・怒りっぽい・胸脇部が張っていたい・ため息がおおい・口が苦い・目の充血・尿が濃くて少ないなど
治療法としては、原因である悩み・怒りで、肝の疏泄作用が不調となる事です。これが長期化すると熱を帯びたり、酒や食事から湿熱が生じて起きます。
そのため、清熱瀉火・安神が必要です。
【おすすめの漢方薬】
加味逍遥散 または 龍(竜)胆瀉肝湯
特に、イライラがより強い場合は、龍胆瀉肝湯の方が湿熱をとり、おすすめです。
ここが、ポイントです!!春の不眠は、虚証と実証に分かれます!!
胆気虚は、虚証・肝胆鬱熱は、実証のため、症状も治療方法も異なるので、注意が必要になります。
ビクビクの不眠なのか?モヤモヤ・イライラの不眠か?が見分けるポイントなのです。
虚証は、元気が乏しいので、基本的に弱気になったり、虚弱体質ぎみです。もしろ、イライラする力も落ちている事があります。
その逆が、身体がカッカしている実証です。身体に元気が有り余るので、攻撃的になりがちです。
まとめ
春の不眠に悩む方は、自分がどちらのタイプかを見極める事が大切です。
自分のタイプが、どちらでもない場合は、また違う心陰虚・心腎不交など他が原因かもしれません。
今回は、春に注目した不眠のために、2タイプの紹介でした。
以上、参考になれば幸いです。