はーい。こんにちわー。
元気堂です。
春は、寒さだけでなく、肝臓の血液量が減る事で、月経痛が酷くなるかもしれません。
春は、肝の季節であり、肝は血液の貯蔵庫です。ここに負担がかかる季節ともいえます。また、冬の間に、腎精というエネルギーを消耗した方は、肝へのエネルギーが渡るのが減り、色々な症状が出てくる頃でしょう。
そんなときに、おすすめの食養生を紹介しましょう。
月経痛には、ニラを食べろ!!
仏教では、臭気の強い野菜を葷(くん)と呼び、ニラもその一つです。また、刺激が強いとされ、辣(ら)と言い、美味しい辣からミラとなり、これが訛りニラと呼ぶようになりました。
月経痛にニラをおすすめする理由には、胃腸を整え温める作用・内臓を活性化する作用・男女問わず精力を促進させる働きがあります。
月経中に下腹部痛・腰痛を訴える時に、解熱鎮痛剤を多用していませんか??
鎮痛剤には、冷やす作用があるので、一時的に痛みが取れるからと使い続ける事は注意が必要です。冷えにより血流が悪くなるため、子宮の働きも悪くするからです。
続けていると、不妊にも繋がる恐れもあります。
ニラには、硫化アリルが豊富。
硫化アリルは、ニンニクにも含まれる特有の臭いです。これが、自律神経を整え、血液循環を改善するため、うっ血などを取り除きます。
東洋医学においても、健胃・整腸・補腎・活血作用があるとされます。補腎と活血作用は、生理不順や生理痛にも関与するので大切となります。
また、胃腸を整えるので、栄養の吸収が良くなり、間接的に腎を補うので、ニラは汎用性の高い食材となります。
まとめ
特有の臭いがあるため、好き嫌いが分かれる食材です。しかし、その栄養と効果は高いので、取り入れて見てはいかがでしょうか?
胃腸が弱い・腸の調子が悪い・身体が疲れやすい・精力減退・足腰の弱り・婦人病・更年期・生理不順などに良いかと思います。
以上、参考になれば幸いです。