はーい。こんにちわー。
元気堂です。
在宅勤務が進み、目の酷使が多くなって、ドライアイが増えている。その上、冬場の乾燥でより目に負担が・・・。
また、マスクを日常的につけていることで、鼻の隙間から漏れた吐息などで、目の乾燥を助長してしまうなども。
確かに、マスクをしているとメガネが曇ってしまう事があるので、呼吸する度に、目に刺激が行くでしょう。
風邪が流行する冬~春には、マスクの需要が増えることでしょう。それでは、どのように対策をすれば、いいのでしょうか?
ドライアイとは、そもそも何か? その原因とは??
パソコンやスマホ・テレビなどに集中すると、無意識のうちに、まばたきの回数が減ってしまいます。そのため、眼球表面が乾燥してしまう事を、ドライアイと言います。
ドライアイになると、何がいけないのか??
眼球の表面が乾燥することで、傷や病気のリスクが高くなります。乾燥すると、異物や細菌の侵入をし易くするので、角膜炎やものもらいなどを引き起こします。
そう考えると、ドライアイは予防したいと思いますよね??
一番は、潤す事が先決です。自分の中でルールを決めると良いでしょう。1時間置きに、点眼するのも良いですし、目をつぶったり、意識してまばたきの回数を増やすことを心がけましょう。
まばたきというのは、涙で角膜表面を洗いながら膜をつくります。眼球を常時、保護しています。
以下の点眼薬は、涙と似た成分です。コンタクトを着用していても使えます。
点眼薬は、1滴で十分。 正しい点眼の仕方。
良くあるのが、何滴も目に点眼したり、まばたきをする事です。
点眼薬は、そもそも1滴で目には十分な量が入ります。
ここで、注意するのが、まばたきです。
まばたきをすると、目の構造上、薬が流れてしまいます。そのため、点眼後は、目頭を押さえておくと良いでしょう。
そうすることで、十分な効果が発揮されます。
眼疾患の予防には、メグスリノキが良い!!
皆さんは、メグスリノキという植物を知っているでしょうか?? 名前の通り、目薬の木と呼ばれ昔からお茶として飲まれた民間薬となります。効能・効果として、樹皮や葉っぱ、枝などに、タンニンの一種の「ロドデンドロール」、「カテキン」といった成分が含まれています。これが、抗菌・利尿作用を促進する効能があるといわれます。
また、「ゲライニン」という成分が抗菌作用・傷を修復させる収斂(しゅうれん)作用を持っており、流行性角結膜炎・ものもらい(麦粒腫)・アレルギー性結膜炎・目やに・かすみ目に効果があるとされます。
その他にも、血圧や血糖値を下げる働き・肝機能の解毒作用を高める働きがあります。
冬場には、眼に良い漢方薬もおすすめ。
東洋医学の五行説では、肝のカテゴリーに、目が含まれています。
これは肝に貯蔵されている肝血(血液・栄養など)が、目を滋養するからです。そのため、目に疾患があれば、肝の病気を疑い、その逆に肝に疾患があれば、目にも影響が出ていることを考えなければいけません。
また、多くのストレスで1番ダメージを負いやすいのも、肝となります。そのため、ストレスで肝に悪影響を及ぼす結果、目にも影響が出ることがあります。
最近では、仕事場や学校などでも多くのストレスを受けている上に、昔よりもパソコンを使用する事が当たり前のため、その消耗は強く出ているかと思います。目を滋養するためには、肝血を補うことが大切です。
では、肝血を補うには何がオススメか!?
ここでは、基本処方・代表的な処方を紹介しておきましょう。
■ 四物湯
血虚の基本となる漢方薬で、血を補います。そのため、肝血を補充し、肝や目を滋養します。
四物湯は、肝血虚の症状である目のかすみ・目の疲れ・目の乾き・視力低下・こむら返り・耳鳴りなどの改善を促します。
また、単純な血虚症状であるめまい・立ちくらみ・多夢・爪や唇が薄い・月経が遅い・貧血などにも使われます。
■ 杞菊地黄丸
肝陰虚に使われる漢方薬となります。肝血虚の症状に、虚熱という身体を潤す作用の低下から、熱を抑えられない時に使います。上記の肝血虚症状に、不眠・手足のほてり・寝汗・口渇などの熱症状が加わります。
加齢による目の病気には、ファーストチョイスになる漢方薬ですね。
まとめ
集中して、まばたきを忘れがちの方は、これから気をつける習慣を身につけてくれると嬉しいです。このような方は、同時に首肩こりを併発していると思います。
心当たりがある方は、休息の時間を合間にとり、リフレッシュをしましょう。
病気というのは、後からやってきます。日頃の心がけ1つで防げる可能性がありますので、参考になれば幸いです。