はーい。こんにちわー。
元気堂です。
新生活など出会い期の季節を経て、少し疲れが出てきた頃でしょうか!?
そんな時に、気が付いたら口内炎が・・・・。口内炎により歯が疼いたり、痛かったりもするでしょう。
久しぶりになると、痛みも意外と強くて気持ちも落ちてしまいますね。
今回は、そんな口内炎について話していきましょう。
口内炎には、種類がある!?
■ アフタ性口内炎
なんだか最初から難しそう・・・。アフタって何??
そう思うかもしれません。このアフタ性は、皆さんが一番なる口内炎です。
円くて、くぼみ・えぐれた様に陥没した状態です。そのため、食事や刺激の強い飲み物で、痛みが生じます。
多くの原因は、睡眠不足・栄養バランスの偏り・疲労の蓄積・風邪など体調不良です。
■ ウイルス性口内炎・口腔内カンジタ症
口内炎の中には、感染性によって起こる事もあります。
真菌というカビの1種であるカンジタ・ウィルスであるヘルペスが原因です。
実は、カンジタは口腔内に住んでいる常在菌のため、健康であったり清潔であれば、問題は起きません。
ヘルペスも同様の事が言えます。
ヘルペスウィルスには、日本人の9割近くが身体に潜んでいます。ヘルペスウイルスにかかると、神経と神経の間の神経根に住み続けます。
学生の時に聞いた話では、以下のような話でした。
身体が健康な時:ヘルペス『なんて、最高なんだ!!ご飯も出るし、住み心地が良い。なにもかも行き届いているよ!!まるで、高級旅館のようだよ。』
このように、健康時は、人もヘルペスウイルスも共存共栄している状態になります。
体調不良・免疫低下の時:ヘルペス『あれ!?何か最近、居心地が悪いぞ・・・。ま・・・まさか宿主がやばい状態!?一大事だー。巻き込まれないように、次の宿主を探さなきゃ!!』
ヘルペスウイルスは、寄生先を変えるために、神経根という家を離れ、表面上に出てきます。これが、口腔ヘルペスや帯状疱疹となります。
1番の予防策は、良い健康状態・口腔内の清潔な状態をキープする事が大切!!
口内炎が出来てしまっても、歯ブラシが当たってしまっても磨きましょう!!
心の中で『逃げちゃ駄目だ。×3』を叫んでも構いません。
口腔内が悪い環境になる事を防ぐためには、歯ブラシの他に、うがい薬などを使い清潔を心がけましょう。
また、常に清潔に保つことは、口内炎の予防にも効果的です。
でも、体調不良とかでも起きるなら、どうすれば良いの??
どんな清潔に保っても、自分自身で噛んでしまったり、急に出来てしまうのが口内炎です。
その場合には、なべくビタミンB群を取るようにしましょう。粘膜は、常に破壊と再生を繰り返すターンオーバーが起きています。
この時に、必要な栄養としてビタミンB群が使われます。特に、ビタミンB2・B6がおすすめです。
ビタミンB群は、納豆・牛乳など、日常的に取りやすい食べ物にも多く含まれます。バランスの取れた食事で、十分に摂取も可能でしょう。
また、漢方薬では、甘露飲がおすすめです。粘膜を再生を促す作用・炎症を抑える作用もあるので、早めに治癒をしてくれます。漢方薬が苦手な方は、サプリメントなどでもビタミンB群を含むものを使うと良いでしょう。
漢方薬:甘露飲とはどんな効果が!?
甘露飲には、粘膜に潤いを与える石斛(セッコク)、麦門冬、天門冬、地黄。腫れや痛みを改善する黄岑、枇杷葉、茵陳が配合されています。
歯を磨くと血が出る、歯茎が腫れる、口が粘る、口臭がするなどの症状がある方には、おすすめです。
そして、繰り返す口内炎や、歯周炎、舌の荒れや痛みなど、口腔トラブルを体の中から改善することができる漢方薬です。
特に、高齢になると唾液量が減るので、口腔内の状態が悪くなりやすいので、唾液量が少なくなってきたらケアとしてもオススメです。
唾液量が多いことで、風邪などの侵入も防げるので予防としても良いでしょう。
まとめ
いつ出来るか分からない口内炎は、日頃のケアが一番です。自分で噛んでしまった口内炎以外は、身体が悲鳴を上げているサインです。
そんな時は、生活習慣を見直すきっかけにしてくれたら、嬉しいです。
まずは、食事の乱れを改善したり、ビタミン類を取っていきましょう。それでも駄目な場合は、漢方薬もオススメです。
以上、参考になれば幸いです。