はーい。こんにちわー。
元気堂です。
尿関係のトラブルは、意外と多いのが現実です。なかなか、人には相談しずらい疾患ですが、放置すると悪化する事もあるので、早めの対処が必要になります。
今回は夜尿症についてお話します。
【夜尿症】
夜尿症は、大きく2つに分けられます。
①オムツがいらなくなる時期になっても、おねしょが続く場合。
②おねしょ をずっとしていなかったのに、再度始まる場合。
①の場合は、膀胱の調節機能がまだ成長していない事によります。
発達には個人差があり、3歳以降のおねしょ は要注意などと言われることがありますが、そう神経質になることはありません。
しかし、5歳頃になっても、毎晩のようにおもらしをする場合は、専門家に相談してみるとよいでしょう。
②は、心理的不安定やストレスのために現れるものが多く、中年以降の夜尿の場合は、加齢による身体の機能の衰えが考えられます。
夜尿症に対しては、西洋医学はあまり効果をあげていません。これは、機能が落ちているのに補充して治すような薬がないためです。栄養療法や運動療法などは、続けていけば効果が出てくるかと思います。
それなら、どうしたらいいの?早く改善したいよ!そんな方へ。
身近な食事を改善していきましょう。夜尿症だけでなく頻尿に効果があると言われている食物があります。
それは、ギンナンです。皆さんも見たことはあるでしょう。秋になると黄色の葉で、目を楽しませてくれるイチョウの実です。
ギンナンは、強精・強壮作用が優れた食べ物です。中国では、結婚式にギンナンを食べる風習があるくらいです。あくまで、風習なので、現在は変わっているかもしれません。
何故?ギンナンを風習にしたのかというと、先ほど述べた強精作用があるからです。これは、子孫繁栄を意味しています。
それと、もう一つの理由は、ギンナンを食べると排尿を我慢できる縮尿作用があります。この作用が夜尿症だけでなく頻尿にも効果があると言われています。
それと、気をつけることは、寝る前に冷たい飲み物は避けるなどの工夫もしていきましょう。
ちなみに、日本でも昔からギンナンを食べていたようです。国は違えど、生活の知恵は同じなようです。
ギンナンの食べ過ぎは中毒も起こすことがあるので、食べ過ぎないようにしてください。
ここまでは、民間療法です。次は東洋医学的な考えを話していきましょう。
東洋医学的アプローチは?
成長の未発達や老化には、補腎薬という成長を促したり、老化防止に使う薬を使います。
代表的な漢方薬は、六味地黄丸や八味地黄丸でしょう。
調節機能が低下している場合は、補気薬という身体に元気を与えてくれる薬を使います。
代表的な漢方薬は、四君子湯や補中益気湯でしょう。
【タイプ別 漢方薬】
1)胃腸が弱く疲れやすいタイプ:小建中湯・補中益気湯など
2)精神不安・ストレスタイプ:柴胡桂枝湯など
3)加齢や疲労による腎臓機能失調タイプ:八味地黄丸など
上記の他に、食欲もあり活発な子どもで、熟睡するためにおねしょをする場合に葛根湯が有効なこともあります。
あくまで、参考例なので専門家に相談をおすすめします。