はーい。こんにちわー。
元気堂です。
1歳児の発達の遅れに、どうやらテレビ・スマホなどが関係しているようです。
テレビ・スマホを見る時間は、スクリーンタイムと呼ばれています。
このスクリーンタイムにより、特定領域の発達の遅れに影響している事が判明しました。
これは、日本の研究であり東北大学大学院医学系研究科の高橋一平氏らによるものとなります。
その結果として、1歳時の1日当たりのスクリーンタイムが4時間以上だった子供は、2歳時と4歳時に、コミュニケーション領域と・解決領域に発達の遅れが見られる可能性の高いことが判明!!
どのような研究だったのか!?
■ 母子7,097組(子どもの51.8%は男児)を対象
■ 1歳時のスクリーンタイムはどれくらいか(親からの聞き取り調査)・その際の2歳時および4歳時においての5つの発達領域における遅れとの関連が検討。
■ 1歳時のスクリーンタイムを ①1時間未満 ②1時間以上2時間未満 ③2時間以上4時間未満 ④4時間以上の4つに分類。
■ 子供が2歳時・4歳時に、日本語版ASQ-3(Ages and Stages Questionnaires, Third Edition)を用いて発達の遅れについて評価。
ASQ-3は、コミュニケーション / 粗大運動 / 微細運動 / 問題解決 / 個人的・社会的スキルの5領域について、それぞれ0〜60点で評価するもので、総スコアが平均から−2標準偏差以下だった場合を「発達に遅れがある」とみなします。
これらから検討が行われ、以下のような傾向が判明したそうです。
1歳時の1日当たりのスクリーンタイムは、① 48.5%(3,440人)② 29.5%(2,095人) ③ 17.9%(1,272人) ④ 4.1%(290人)に分類。
スクリーンタイムが長い子供の母親には、年齢が若い・初産・学歴が低い・所得や世帯の教育水準が低い・産後うつ病を有する率が高いという特徴が判明。
また、2歳児・4歳時のコミュニケーション領域・問題解決領域における発達の遅れと有意に関連!!
これらの結果から、まずはスクリーンを見ること自体が悪いのではなく、親とのコミュニケーションが減っている事が問題。
赤ちゃんは、親の表情・言葉・声のトーン・身体的フィードバックを通して言語やそれに帯する意味に関する情報を得ていると考えられています。
つまり、スクリーンタイムが長いほど、これらについては得ることが出来ないため、発達の遅れが生じている可能性を示しているようです。
子供だけでなく、大人も注意が必要!!
それは、スマホ・パソコンなどが発する電磁波!!
今や、電子レンジなどの家電・仕事で欠かせないパソコンなどは身近な物でしょう。
これらが発する電磁波でも、健康に障害を引き起こします。
例えば、以下のような疾患を引き起こします。
■ 電磁波過敏症
頭痛・疲労感・イライラする・不安・めまい・吐き気・発疹など様々な症状が起こります。
原因が分からないことが多く、今までそのような症状がなかったにもかかわらず、引っ越しをしてから急に症状が出るといったことがあります。
■ VDT症候群
ビジュアル・ディスプレイ・ターミナルの略で、パソコンのディスプレイなどを長時間見続けることで、目や身体に影響が出ることをいいます。
目の痛み・かすみ、肩こり・腕の痛み、イライラしやすくなる、また不安感や疲労感などのうつの症状が起きることもあります。
■ 慢性疲労症候群
原因が分からない疲労感が、6ヶ月以上続き、日常生活に支障が出る病気です。
休んでも症状が改善せず、検査をおこなっても原因が分からない場合に疑われる病気です。
■ 化学物質過敏症
ペンキ・殺虫駆除の薬剤、排気ガス・タバコの煙、仕事で使う薬剤に長期間接することなどにより、体の不調が続く病気です。
東洋医学では、このような症状にはどう対処するのか!?
東洋医学では、疲れが取れない・休んでも疲労感があるなどは、気虚という症状に当たります。
そのため、補気作用のある漢方薬を使うことが良いと思います。
代表的な漢方薬は、補中益気湯ですね。
長期間、座って作業による首肩こり・頭痛などは、血の巡りが悪くなっているので、血行を改善する事が良いでしょう。鍼灸がおすすめです。
または、葛根湯のように筋肉を解したり、血流を改善するような丹心方も良いでしょう。
また、日々の生活の乱れなどから、自律神経の乱れによるイライラなどストレスが増えているのであれば、加味逍遥散・抑肝散などが良いでしょう。
まとめ
子育て世代は、家事に育児に大変で、スマホ・テレビを活用する事も多いかと思います。
その際は、あくまでピンポイントで行い、少し時間が出来れば、子供との時間を作る事が重要でしょう。
少し心辺りがある方は、ちょっとだけコミュニケーションの時間を増やすといいかもしれませんね。
また、電磁波で起こる身体の症状は、人によって様々です。そのため、漢方薬のように一人一人合わせた治療が一番かと思います。
また、基本的に電磁波も外邪という部類であり、身体を守る力を向上させていかないといけません。
そのため、身体を補充して治す補法を取り入れる事が大切となっていきます。
以上、参考になれば幸いです。
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参考文献:「JAMA Pediatrics」に8月21日掲載