はーい。こんにちわー。
元気堂です。
紹興酒といえば、中華料理と一緒に食べたり呑んだりするイメージがあるかと思います。私が台湾に行くときも、あちらで呑む機会が多く感じます。しかし、最近の若い人は、台湾でも紹興酒は呑まないよ!! 台湾の友人から衝撃の一言でした。
日本に置き換えれば、日本酒や焼酎を飲まないって事になるでしょう。かなり、びっくりな出来事でしょう。
けれども、お酒でも紹興酒には、身体に良い作用がいっぱいである事は、ご存じでしょうか??
今回は、紹興酒について話していきましょう。
紹興酒がもたらす効果を知って、健康になろう。
実は、紹興酒というのは、世界三大美酒と名付けられているそうです。独特な風味が特徴で、甘味がかなり強いお酒でもあります。その歴史は古く、調味料にも使えるため汎用性が高いお酒です。そして、なにより健康にも良いとされるお酒です。
赤ワインの方がポリフェノールが豊富なイメージもあるでしょうが、紹興酒もその1つでしょう。
■ 血行促進作用
紹興酒の原料は、お米で作られているため、補気作用に富んでいます。そのため、体を温めてくれるので、血液循環を促し冷え対策にも良いでしょう。
■ 滋養強壮作用
栄養価が高く、ビタミン類・ミネラルなどの栄養素も含まれており、お酒の中でも栄養バランスが良いのが特徴です。疲労回復はもちろん、体力増進に関して、含まれるアミノ酸が疲労の蓄積を除くだけでなく、滋養にも促します。
紹興酒には、他のお酒と比べて、遊離アミノ酸を多く含まれています。特に、体内で作れない必須アミノ酸が多く、他のお酒より2~36倍も含まれていると言われます。
■ 骨を強固にする作用
カルシウム、マグネシウムなどのミネラル成分が、カルシウムの吸収を促進して、骨の形成を促すと言われます。特に、マンガンが骨の形成やタンパク質の合成を促進する働きがあります。
■ ダイエット作用
栄養価が高い事で、気になるのがカロリーでしょう。しかし、そのカロリーは100g中に127kcalであり、お酒の中ではカロリーは低めと言われます。低カロリー・栄養価が高いため、ダイエットにも良いのですが、あくまで適量です。多く飲めば、カロリーが高くなるのは必然です。
また、遊離アミノ酸が豊富なため、悪酔いを起こしにくいと言われます。注意点は、痛風の原因となるプリン体が多く含まれている事でしょう。痛風持ちの男性は気をつける飲み物ですね。
ちなみに、女性は女性ホルモンのおかげで尿酸値が上がりにくく、痛風を起こしにくいです。
東洋医学から紹興酒の役割をみてみよう。
寒熱においては、身体を温める熱の特性をもち、味は苦み・甘味・酸味・辛みなど複雑です。苦みは心に、甘みは、脾に、酸味は肝に、辛みは肺に関与します。紹興酒だけで、五臓のほとんどを滋養してくれるのです。
そこに、食事から塩みが腎に影響するため、食事のお供としてもオススメです。
まとめ
お酒の中でも、紹興酒は身体を滋養するには、オススメの1つでしょう。中華料理を食べる際には、紹興酒を選ぶといいかもしれませんね。また、紹興酒には消化促進作用があるので、油を使う事が多い中華料理においては、胃もたれ防止にも良いでしょう。
養命酒のように、1日150㎖くらいなら健康増進に呑んでみてはいかがでしょうか?? どんなお酒も、かなり少量なら健康に良いとされるJカーブという研究結果があります。
気になる方は、以下のBlogも拝読してもらえたら嬉しく思います。
毎日の飲酒は、身体に良くない!? 実は、そんな事は無かった!!正しいお酒の 付き合い方とは?? – 元気堂 漢方薬 (pet-kanpo.com)
以上、参考になれば幸いです。