子供がノドに物を詰まらせたら、どうする?? 直面する前に、知っておくべき事とは??

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

子供がブドウを詰まらせた事故は、いまだ記憶には新しいかと思います。普段、食べていて大丈夫だと思っていても、急に詰まらせてしまいます。

特に、このような窒息事故が起きやすいのは、0歳~3歳の小さな子供に多いと言われます。恥ずかしい話ですが、私の子供も窒息しかけた経験があります。その時に、詰まらせた物をグミです。普段から食べているので、油断していました。食べた直後から、急に具合が悪くなって泣き止まない状態となり、念のため救急へ。

その結果、おそらく食道に詰まらせたのではないか?? 気管の方は、呼吸音も問題ないので、大丈夫でしょう。念のため、確認したい場合は、CTも撮れますがレントゲンよりも被曝量が多いので、あまりオススメしないとのこと。

この時に助言されたことは、CTを撮っても撮らなくても、グミなどの食べ物の場合は、消化により胃に落ちるまで待つしかない・・・。詰まり方が不安であれば、水分を取って貰って、咳き込んだり逆流しないなら、おそらく大丈夫でしょうという判断でした。

今回の件は、気管やノドではなく、食道まで至って詰まったため、違和感やわずらしさを起こしましたが、詰まる場所によっては一大事だった経験でした。

詰まらす前に、きちんと予防する事が大切。

いやいや、当たり前だよ!! このように、思うかもしれませんが、四六時中見張っているのは、まず無理でしょう。子供は生後5~6か月ごろから、手につかんだものを何でも口に持っていくようになります。

成長の発達段階において自然な行動です。しかし、小さな子供は喉が狭く、飲み込んだり吐き出したりする力が弱いため、口に入れた物でのどを詰まらせ、誤嚥や窒息を起こしてしまいます。

これが、子供やお年寄りが食べ物を詰まらせやすい理由となります。

1番当たり前な対処であり、効果的なのは、手の届くところに詰まらせるような物を置かない事です。

小さな子供の口の大きさは直径約4cmです。つまり、これより小さいものなら、全て危険になり得るのです。特に、6~20mmの大きさは、のどに詰まらせやすく窒息のリスクがあります。

しかし、私のように普段から食べている物だったり、それよりも小さいから大丈夫と考えるのも注意が必要です。
あめ玉・こんにゃくゼリー・ピーナッツ・グミなどの食べ物でも起こりえます。3歳くらいであれば、意思疎通も出来る頃となり、油断しがちとなります。

詰まらせた時の症状や対処法を知っておこう。

子供が異物を飲み込んだときには、以下のような症状が現れると言われます。

① のどを押さえる、口に指を入れる。

 声を出せない

③ 呼吸が苦しい。

④ 顔色が急に青くなる

このうち、①・③は当てはまりました。本当なら、すぐに救急車を呼ばないといけなかったかもしれません。多くの場合、窒息が起こってから、3~4分で顔が青紫色になり、5~6分で呼吸が止まり、意識を失います。そして、心臓が止まり、大脳に障害が起こり、さらに15分を過ぎると脳死状態になります。
かなりのスピードで状態が悪化する事が分かります。

そのため、窒息に気づいたら、すぐに救急車を呼び、救急車が来るまでの間は、応急処置をすることが重要です。

絶対に知っておくべき応急処置方法 3つ!!

■ 背中をたたくべし

片手で乳児の体を支え、手のひらで乳児のあごをしっかり支えながら、もう一方の手のひらのつけ根で乳児の背中をしっかり叩きます。(5、6回を1セット)

 胸部を押すべし

乳児をあお向けにし、片手で乳児の体を支えながら手のひらで後頭部をしっかり押さえ、心肺蘇生法と同じやり方で胸部を圧迫します。(5、6回を1セット)
※ 様子を見ながら、この2つ対処法を交互に繰り返します。体位を変えることで、のどに詰まったものが出やすくなる効果があります。

■ 1歳以上には、胸部突き上げるべし

背後から両腕を回して、片方の手を握りこぶしにし、子供のみぞおちの下に当てます。もう片方の手をその上に当てて、両手で腹部を上に圧迫します。これを繰り返します。

まとめ

小さいお子さんだけでなく、大人でも詰まったときには同じように応急処置をする事が大切です。迅速な対処が予後を変えていきます。

1番起こしやすい時期が、言葉がつたない時期でもあるため、早めに発見する事が大切です。

以上、参考になれば幸いです。

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