咀嚼筋の緊張で、首肩こり!? 慢性的に首肩こりがあるなら、咀嚼筋が原因かもしれません。

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

鍼灸治療をしていて通年を通して、首肩こりの悩みを耳にします。
首肩こりの原因には、スマホ・パソコンの使いすぎ、血液循環が悪い、骨盤などの骨のズレなど多岐に渡ります。

その中の1つに、顎の凝りから生じるものがありますね。
寝て起きると、顎が凝っている・痛い・エラが張ってきた気がする・・・。
このような症状があす場合は、注意が必要ですね。

ストレス過多にある方は、無意識下で歯をくいしばる行動をしている事があります。
そのような方は、奥歯がすり減っている傾向にもありますね。このような方は、噛むため咀嚼筋の緊張が強くなっており、咀嚼筋が付着する顎に大きな負担をかけています。

筋緊張があるということは、骨だけでなく血流も低下するので悪循環を促します。
特に、胸鎖乳突筋(顎の近くの側頭骨に付着し、頭や首を支える筋肉)・僧帽筋(頭の後ろから鎖骨や肩・背中にかけての大きい筋肉)の二つの筋肉の血流が悪くなりやすくなります。

実は、この歯を食いしばる行為で生じる疾患をクレンチング症候群と呼びます。
クレンチングは、 食いしばる意味を持つので食いしばり症候群と言い換えも出来ますね。

■ クレンチング症候群の症状として

① 肩・首の凝り
② 頭痛
③ 歯の摩耗
④ 歯肉炎・歯周病
⑤ 顎関節症
⑥ 目眩・耳鳴

咀嚼筋が凝ることで、その周辺の筋肉も凝り固まり血流が低下します。
すると、その影響で生じるのが頭部の疾患になるので、上記以外にも悪影響を及ぼします。

そのため、まずは気が付いたときに歯を食いしばっていないかを確認する事が大切です。
通常、起きている間は上下の歯が接触している時間は、1日わずか15分程度であり滅多な事では食いしばっていない事が判明しています。

しかし、過度のストレス化では、食いしばってしまうことも・・・。
また、スマホなどでうつむくことが多いと、歯の接触時間が長くなるので現代病になりかねないので気をつけたい所でしょうか。

■ 歯の食いしばりを予防するには!?

基本的には、問題になっているストレスを無くす事が1番でしょう。
しかし、そんな簡単になくなる事がないので、自分に合った方法が必要となります。

例えば、お風呂・サウナなどで気持ちをスッキリさせたり、身体全体を解すようなヨガ・太極拳なども良いかと思います。

東洋医学では、ストレスに弱いのが【肝】であり、疏肝解鬱(肝の気の巡りを良くする)の働きが大切です。
また、この【肝】は筋肉を滋養する肝血を保管しているので、【肝】を滋養すると良いでしょう。

最近では、怒りをコントロールできない方も増えています。
自律神経失調症などと言われますが、東洋医学では【肝】に負担が来ているが想像できます。

肝を滋養する食材としては、青い食材である青菜(ほうれん草・三つ葉など)・ブルーベリー・山菜・海藻などが良く、味付けも酸味が良いとされます。

漢方薬としては、加味逍遥散や抑肝散加陳皮半夏は、肝に栄養を与えるだけでなく、イライラなどを抑える鎮静作用があります。
そのため、料理する時間がなかったり、野菜嫌いの人は、こちらで改善する方が良いでしょう。

特に使いやすいのが、加味逍遥散ですね。

この漢方薬は、どちらもイライラを鎮めたり、ストレスを流すなどの自律神経を整える作用があります。
つまり、肝の働きで大切な疏泄作用を促します。

加味逍遥散といえば、更年期障害など婦人科疾患の漢方薬のイメージがあるかもしれません。
しかし、肝の疏泄作用を改善したり、イライラなどの熱を鎮めるので男女関係なく使えます。

構成生薬:柴胡・白朮・薄荷・当帰・牡丹皮・白芍・茯苓・甘草・生姜・山梔子

柴胡・白芍のペアは、疏肝解鬱を高めます。肝の疏泄作用を働き、気のうっ滞を治療する意味です。また、白芍と当帰は、補血作用により血液や栄養を補います。生姜・白朮・茯苓・甘草は、脾胃の機能を高めたり、水分代謝も良くします。

薄荷も疏肝解鬱に効果があり、その香りでもストレスを流してくれます。牡丹皮は、血の巡りを良くし、山梔子は熱を取ってくれます。

加味逍遥散は、このような生薬が組み合った漢方薬です。

主に、精神が不安定で、イライラがあり、性格はせっかちな人が多い。寝付きが悪く、眠る前に色々考えてしまう。血の巡りや過度の緊張で、首肩が張った痛みを伴い、頭痛も出る事がある。ストレス性の耳鳴りや神経性の胃炎・乳腺炎などに使用されます。

■ セルフケアには、鍼灸のツボを使おう!!

家で動画を見ていたり、お風呂に浸かっているときに試してみましょう。
以下のツボ付近をゆっくりを解すと良いかと思います。

頬車(きょうしゃ): 耳たぶから下に顔のラインをなぞり、エラの少し手前の部分
下関(げかん)  : 頬骨の下。口を開けるとくぼみができる部分
率谷(そっこく)
 : 耳の上、髪の生え際から指2本上の部分
翳風(えいふう) : 耳たぶの後ろのくぼみの部分

簡単に言えば、顎先からエラに向かって、ゆっくりともみほぐし、そこから耳に前・耳上・耳後ろにかけて指先で押して行きましょう。
最後に翳風(えいふう)の辺りから胸鎖乳突筋をなぞって解すと良いでしょう。

■ まとめ

食いしばりを認識しているのであれば、少しでも取り入れて改善に努めましょう。

余談ですが、紹介したマッサージは美容にも良いので、小顔効果・ほうれい線にも作用していきます。
そのため、健康を保つだけでなく老化対策にも試してみると良いでしょう。

自分には時間がなくて無理・・・。
そんな時には、漢方薬もオススメです。
時間がある方は、鍼灸治療を考慮に入れると良いかと思います。

以上、参考になれば幸いです。

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