吸入薬は、うがいが必須!? 咳が出やすくなる季節には知っておくべき吸入薬の使い方!!

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

季節の変わり目になると、喘息のようにゼーゼー・咳コンコンなど呼吸器に異常が生じやすくなります。
その際に処方される薬の1つに、吸入薬があります。
これらの吸入薬の特徴としては、肺・気管支で薬が直接働くため、少ない量で効果が出る!!
このようなメリットがあります。

また、内服薬・注射薬に比べて副作用が出にくいことでしょう。

吸入薬の大きくわけると2つに分かれ、1つは炎症を抑えるステロイド薬で、発作が起こらないようにコントロールするためのもの・もう1つは気管支を拡げて呼吸をしやすくする気管支拡張薬となります。

基本的に、1日に1~2回使用することによって効果が24時間続くように作られています。
これにより、未然に咳発作を抑えています。

これだけ聞くと非常に便利なイメージでしょう。

吸入薬の注意点を知っておこう!!

■ 吸入後はうがいを

吸入後には、口腔内・喉に薬が残ります。
これが、口の粘膜・舌下から付着した薬が吸収されたり飲み込んだりして、全身に作用する恐れがあります。

またステロイド系の吸入薬は、口の中に真菌(カビ)が繁殖する可能性が生じます。
そのため、声がかれるなどの副作用を起こす恐れが報告されています。

例えば、口内カンジダ・口内炎・声のかすれだったり、動悸や手足のしびれなどの全身への副作用ですね。

うがいが出来ない小児・高齢者は、どうする!?

人によっては、うがいが困難な方もいるでしょう。
その際は、無理にうがいじゃなくても良い事も知っておきましょう。

では、うがい以外には、どのような方法があるのでしょうか。

まず、1つの方法としては食事の前に吸入する事!!

吸入後に食事をとる事で、飲食物により口・のどに付着した薬を洗い流す方法があります。
それだと、全身への副作用は平気なのか!?
このような疑問もあるでしょう。

基本的に、内服薬は胃・肝臓などである程度代謝されるため、そこまで問題視しなくてもいいとされます。
口腔内・舌下などの粘膜からの吸収だと、この代謝が行われないために少ない量でも身体への影響が出やすいのが問題です。

ちなみに、食後でも水分を取る事で流すのも良いでしょう。

まとめ

今回は、吸入薬のメリット・デメリットについてでした。

きちんと理解しておけば、メリットが大きい事が分かるかと思います。
秋冬は、乾燥しやすく呼吸器系疾患も生じやすいため、知っておいて損はないでしょう。

今回は、吸入後にはうがい・飲食物の摂取して薬を洗い流す事を忘れずに!!

以上、参考になれば幸いです。

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