はーい。こんにちわー。
元気堂です。
これからは台風の季節となり、気圧・寒暖差などのストレスがかかり、喘息発作・アレルギー発作などの症状が生じやすいでしょう。
特に、体力・免疫力の低い小さなお子さんは、このような症状になる事が多いです。大人でも、疲労などから症状が出る方もいますので、これからの季節は注意が必要でしょう。
夏バテ気味であれば、気をつけていきたい頃となります。
でも、どうして、低気圧が来る状態が悪くなるの？ このような疑問もあるでしょう。
今回は、台風により起こる身体の変化について話していきましょう。
低気圧が、自律神経を乱す原因だった！？
元々、喘息を持っている方は、夜と早朝に症状が出やすいのが特徴でしょう。
それは、日中に活発な交感神経と夜に活発な副交感神経の切り替え時に起こります。
アレルギー体質・喘息の方は、ストレスに敏感な体質でもあり、自分自身の身体を守るために交感神経の働きが優位になっています。すると、そのバランスを取ろうと副交感神経もより働くので、切り替え時に強く影響を及ぼします。
すると、血管が拡張して血圧が下がり目眩を生じたり、気管・気道が狭くなるので喘息のような咳発作を引き起こします。
これが、夜間と早朝の咳発作の原因の1つとなります。
また、低気圧が来ることで、地上の酸素濃度が低下する事が分かっています。
普段よりも酸素が減ることで、身体は無意識に酸素をより取り入れるように働きます。
そうすると、副交感神経が活発となり血管が拡張して、酸素をより運ぶように働きます。
つまり、またも気管・気道が狭くなるという悪循環を起こしていますのです。
健康な方は、自律神経も乱れていないので、上手にこの働きをしています。
しかし、元々の喘息持ち・未熟児・虚弱体質な場合だったり、病み上がりなどで調子が落ちているときには、身体が上手く対応できないのです。
そうすると、咳発作のように症状として表れます。ちなみに、低気圧で体調が悪くなる方は、軽度でも自律神経が乱れているため、早めに体質改善をすると良いでしょう。
低気圧対策として、普段からやっておくべき事。
■ 毎日、お風呂につかり、心身を整えよう。
■ 日光浴をしよう。
■ 軽い運動で汗をかこう。
■ 窓を開けて、空気の入れ換えをしよう。
■ 睡眠をしっかり取ろう。
■ 水分は、こまめに取ろう。
■ 胃腸は、冷やさないように心がけよう。
どれも、普段からやっておくことで、自律神経を整えます。また、それだけでなく、規則正しい生活を意識することで、一歩ずつですが身体に変化が出てきます。
自分には時間がないから、無理だ。他の方法を教えて！！
そんな方には、漢方薬がいいでしょう。
どんな漢方薬がおすすめ？？
■ 柴胡桂枝乾姜湯
気管支炎や風邪などに使われる漢方薬ですが、一貫堂医学では体質改善としても使われます。私に経験上、アトピーや喘息を持っている人が試す価値がある漢方薬だと思います。
■ 麦門冬湯
空咳など、乾いた咳症状または、痰が絡んだ咳に使用します。良くある風邪の後に、痰が絡んで治りきらない場合などに服用をおすすめします。
また、声を使う仕事の方は、常に服用すると喉の保護にも最適化と思います。この漢方薬は、喉の粘膜を増やして保護する作用があるので、ちょっとした刺激による咳にも使用します。
■ 補中益気湯
虚弱体質や疲労感が強く出ている方に、おすすめの漢方薬です。肺の気虚つまり、肺の機能が低下している場合にも用います。汎用性が高いので、免疫力を高めるために、服用している方も多くいます。
また、夜尿症や頻尿にも使用する事が出来ます。蛇口のように、水の調節をする作用を高まるので、泌尿器系でも使うことが出来る漢方薬です。
まとめ
今回は、台風のような爆弾低気圧についてでした。
咳だけでなく、蕁麻疹・血圧の変動などにも影響があります。今から台風対策をしてみては、いかがでしょうか？
その手段として漢方薬もオススメです。
漢方薬に関しては、代表的な例を挙げさせて貰いました。人によって、精神的なストレスで起きる場合もあります。その場合には、別の漢方薬も検討しましょう。神秘湯が有名どころでしょう。
ちなみに、私の子供も低気圧で咳をする事もあります。その場合は、柴胡桂枝乾姜湯と麦門冬湯の2つがメインで使います。
以上、参考になれば幸いです。