冬至(12/22)付近に、旬となる生薬:女貞子を健康に取り入れよう!! 【冬の養生】

はーい、こんにちわー。

元気堂です。

今年の冬至は12/22であり、冬至と言えばカボチャ・柚子湯のイメージが強いでしょう。しかし、この時期に収穫が盛んになるのが、女貞子(じょていし)です。女・・・貞子・・・井戸から出てくるホラーを想像してしまうかもしれませんね。

この女貞子は、別名で冬青子・ネズミモチとも言われます。これは、成熟果実で黒紫の楕円形をしており、ネズミの糞のような見た目と葉がモチノキに似ていることから、ネズミモチの名がついています。

女貞子と呼ばれるのは、中国から来ています。この女貞子の名前がつけられたのは、いつ見ても緑色を保っている事にあります。冬でも緑色を保っているところから「守貞の女子=女貞子」と名付けらました。

いつまでも、若くいたいなら女貞子が良い!?

女貞子は、見た目も緑でいつまでも若々しい事から、滋養強壮・強心作用があるとされます。

腎肝を補う働きがあり、補腎薬のような腰膝を強くし、精力を高める作用があります。また、肝を補う事で筋肉を強くし、視力低下・かすみ目などにも用いられます。その他にも、白髪・めまい・月経困難にも効き目があるといわれ汎用性が高い生薬です。

女性の若白髪・腰や膝のだるさ・疲労倦怠感を取り去るとされ、益母草とともに女性にはオススメとされています。葉・根など全部が薬用に使えるとされ、特に根は、気血を巡らせ、女性の白帯にも効果大と言われます。

化学的にも、オレアノール酸・ウルソール酸・マンニトールなどを含んでいます。その中でも、オレアノール酸には強心・利尿作用があります。

女貞子の使い方は、煎じ薬だけじゃない!!

焼酎につけることで、簡単に薬酒が出来上がります。この薬酒は滋養強壮となり、身体を元気・若さを保つ働きがあります。慢性疲労を感じている場合には、薬酒にしても良いでしょう。お酒により血行を良くする事で、薬効がより強まります。

その他にも、葉っぱは外用剤にも使われます、消炎・鎮痛作用があるので腫れ物に使うといいでしょう。また、入浴剤に使用することで、皮膚疾患に応用も可能です。

公園樹として植えられている事が多く、木々が豊かな公園で見つける事ができます。特に、冬場は枯れている木々が多いので、見つけるチャンス到来!! 青々としていたら、ネズミモチの木かもしれません。実・葉・樹皮・根すべて利用できる特徴があります。

まとめ

季節の生薬:女貞子についてでした。基本的に、公園などでも見られるので、普段散策している所にも自生しているかもしれません。

乾燥時期で、皮膚が切れやすくなっています。そんな時に、葉を入浴剤代わりに入れると皮膚の炎症・鎮痛にも良いでしょう。この時期~春にかけて、肝腎が弱りやすくなるため、女貞子はそれを補うのに1つの手段となります。

お茶感覚で始めて見てもいいかもしれませんね。

以上、参考になれば幸いです。

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