はーい。こんにちわー。
元気堂です。
だいぶ、気温も下がり温かい食べ物が美味しくなってきました。身体の芯から温めてくれ、冷えた身体には染みる頃でしょうか。
そんな時によく食べられるのが、鍋料理。なかでも、白菜は欠かせない食材でしょう。白菜は、11月の後半から2月頃までが旬となり、まさに食べ頃となっています。
加熱をすれば、甘味が増し柔らかくなり、野菜嫌いな子供でも食べやすい野菜の1つとなります。また、寒く霜が降りるほど、糖分が凝縮し甘味も増えるので、寒ければ寒いほど美味しいさも増します。
今回は、冬の食材の代表的な白菜について話して行きましょう。
冬に食べる白菜が身体に与えてくれる効果とは??
■ 風邪の予防
白菜は、96%が水分であり、ほぼ水が構成成分となっています。しかし、残りの数%に栄養が詰まっています。特に、ビタミンCが豊富であり、免疫力を高めることに繋がっています。また、シワや肌荒れにも良いため、冬の乾燥した時期のケアにも良いでしょう。
■ 高血圧の予防
白菜は、カリウムも豊富に含まれているので、ナトリウムの排出に関わります。ナトリウムといえば、食塩(塩化ナトリウム)であり。冬で気になる高血圧と深い関係があります。
血管内にナトリウムが多いと、それを薄めるために、血管内の水分量も多くなります。すると、血管の内側から圧迫する力が高まるので、血圧も高まります。また、冬の寒さにより、身体が冷えないように血管が縮こまりやすいので、内側・外側から圧がかかりやすくなります。
しかし、カリウムによりナトリウムを排出をサポートしてくれるので、圧力を抑えるため、高血圧予防にもオススメとなります。
■ 便秘の改善
白菜を調理する際に、ザクザクとした感触を感じるでしょう。この繊維が粗い食物繊維が、胃腸の蠕動運動を促進させます。胃腸が動くために、食欲を増進させる効果もあり、風邪の後の食欲不振にも良いでしょう。
■ 抗がん作用
実は、白菜はジチオールチオニンという特殊な成分が含まれています。これが、ガンに対して有効に働くと考えられています。また、辛み成分であるイソチオシアネートも、ガンの原因となる物質が活性化するのを阻止し、消滅させるなどの効果があるのではないかと言われます。
白菜は、薬だった?? 民間療法として、使われてきた歴史が・・・。
よく付いて、生汁を飲むことで体内の余分な熱を取りさる消炎作用を目的として使われてきました。また、その余分な炎症を体外へ流す利尿作用も働きます。
そのため、風邪だけでなく二日酔い改善にも応用されてきました。
その他にも、風邪の治療に白菜の根・生姜(3切れ)・黒砂糖に、水で煮詰め煎じたものを服用する方法もあります。あくまで民間療法ですが、葛根湯と同じような効果を発揮すると言われます。気管支炎・肺炎・気管支喘息にも良いとされます。
また、セレンという成分が含まれていることが判明しています。セレンには抗酸化作用・抗がん作用があり、インスリン分泌を促進するため、糖尿病にも効果があるそうです。
まとめ
白菜は、風邪予防だけでなく老化予防にもガン予防にも良い食材です。今が旬食材を取り入れて、元気に過ごすきっかけにしてもらえたら、嬉しく思います。
自炊が苦手な方でも、切って鍋の汁を入れるだけで、十分に美味しい白菜スープが出来上がります。味噌汁にも、炒め物にも使いやすい食材です。明日からでも取り入れることが出来るでしょう。
以上、参考になれば幸いです。