
はーい。こんにちわー。
元気堂です。
今回のテーマは、【痛み】。
東洋医学には、痛みの原因にも多く種類があります。
ズキズキと刺さられるような痛み・ギューッと絞られるような痛み・ピリピリと張るような痛み・ズーンと鈍い痛みなど様々です。痛みの性質で、対処する方法は異なってきます。
現在、痛みを抱えている人は、どんな痛みを感じているのでしょうか?
長年、痛み止めを服用している人は、そもそも対処が間違えている可能性があります。
■ 痛みの種類と、それに対する原因とは!?
それでは、東洋医学の痛みの種類を紹介します。
痛みは、まず陰陽に分けることが出来ます。
陰とは、冷えによるものが原因であり、その反対に陽は熱を持っている場合です。基本的に、陰性の疼痛は慢性病が多く、陽性の疼痛は急性の傾向がありますね。
まず、この最初の2択で、温めるべきか、冷やすべきかが変わってきます。
痛いところの患部を触って熱感や腫れがあり、急性症状が多くなります。この場合は、すぐにアイシングや解熱鎮痛剤など冷やす事がいいでしょう。
次に、慢性症状です。炎症が起きた後に、いつまで経っても、痛みが出ている場合があります。それは、筋肉が固まることで痛みが出ている可能性があります。
このような方は、お風呂後が一番楽だったり、朝起きた時が辛いなどの声を耳にします。この場合は、冷えないように注意したり、温める事が良いでしょう。
身近な痛みである首肩こりは、基本的には温める方がオススメですね。
■ 陰陽以外の痛みも知ろう!!
その他の痛みの分類・原因を知っていきましょう。
■ 刺痛
ズキズキとした痛みです。傷む部位も固定しています。女性であれば、生理痛でイメージがし易いでしょう。
男性じゃー、その痛みは分からないでしょう。なので、捻挫や骨折を思い出してもらえば大丈夫です。
原因は、瘀血といい、血の流れが悪い時にでる痛みです。血の巡りを良くするのがいいでしょう。
■ 絞痛
ギューと絞られる痛み。これは、先ほどの女性の生理痛にも言えます。
この痛みは、流れが停滞している時に起こる痛みでもあります。そのため、先ほどの瘀血が原因の1つですね。
しかし、この痛みは冷えによる痛みの特徴でもあります。瘀血があると血の巡りが悪く冷えやすいので併発しやすいでしょう。
その他のイメージとしては、腹痛ですね。
急な便意(下痢)では、お腹がぎゅーっと痛む事も・・・。この痛みが絞痛となります。
そのため、この痛みは、温めると楽になる事があります。
まずは、ゆっくりお風呂や温かい飲み物で試してみてください。
少しだけ良くなっても改善しない場合は、灸頭鍼という鍼灸治療をおすすめします。近くの鍼灸院で、その手法が出来ないのであれば、温めて痛みを緩和してくれる漢方薬を紹介しておきます。
■ ピリピリと張るような痛み
この痛みは、痛む部位が一定にならないという特徴があります。気の流れが悪い。
つまり、つっかえているために痛みが出てしまいます。ストレス性の痛みは、この痛みが多いです。自律神経失調症の人にも多い傾向ですね。
原因となるストレスを除外できない場合には、趣味や娯楽に没頭するのも良いですし、なにか気晴らしになる事をしましょう。それでも、駄目であれば、ストレスを流すような漢方薬の検討を。
■ 重く怠い痛み
この痛みは、梅雨時や雨天時に痛みが悪化することがあります。
原因としては水分代謝が悪く、身体の中に湿気やそれが溜まった場合に痛みが出ます。痛みの程度にもよりますが、軽い運動や利尿作用のあるものを服用すると良いでしょう。胃の不調から起こる場合もあるので、消化の良い食べ物を取るのも一つの手です。
■ ズーンとした痛み・シクシク痛む
このような痛みは、身体が弱っているときに出る痛みです。休むと緩和する特徴を持ちます。また、軽くマッサージすると気持ちよく感じます。しかし、注意点もあります。強くもんだりすると逆効果です。
このような場合は、東洋医学では補法という対処が一番です。
休んで体力の回復をし、栄養を十分に補給してください。漢方薬では補剤である補中益気湯が良いでしょう。
まとめ
【痛み】は、色々な原因があります。
急性であれば、病院で見てもらう事をおすすめします。自己判断で、治療が遅れると大変な事になる事もあります。急性でも、細菌によるものや心臓から来るものもあるからです。
一度、病院でも診てもらっても、それでも治らない場合は、すでに急性期から慢性期に移行している場合があり、治療方法を一度、考え直す方がいいかもしれません。
腰痛・首肩こりからの頭痛や座骨神経痛などの筋肉が関与しているものには、鍼灸治療をおすすめします。
また、湯治のように身体を温めて改善する事もオススメですね。
基本的には、急性の痛みで無い慢性痛は、気血の巡りや虚証が原因のため、瘀血・冷え・ストレス性などの様々な痛みが絡み合っていることも・・・。
そんな時にこそ、まずは身近な方法で対応して原因を探りましょう。
以上、参考になれば幸いです。