【食養生】 自然に逆らわず、旬な食べ物を食べよう!! その時期に作られた物が良い理由とは??

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

最近は、旬な物が何かが分からないという方が増えています。

ビニールハウスで、収穫時期をコントロールする事が出来るようになったからです。
年中、安定した収穫もでき悪いことではないのですが、食養生という概念では、注意すべき点といえます。

食養生とは、食べ物を通して、心身共に健康を保つ事です。

どうして、旬な食べ物がいいのか??

東洋医学では、陰陽の考えがあります。

陰は冷やす力だったり、潤す力をさし、陽は温める力を指します。

そのため、夏には陰の作物を食べ、冬には陽の作物を取ることが良いとされています。

夏の季節は、太陽もきつく、陽の季節です。その時期に出来る物は、陰の作用をもっています。トマトやキュウリなど身体を冷やしてくます。これが、旬な食べ物をおすすめする理由です。

冬の場合も、同様です。白菜や油の乗った魚・肉は、陽の食べ物で温めるよう作用があります。おでんの代表格である大根もそうですね。

その時期によって、取れる食べ物は、人体に影響をもたらします。旬な食べ物を知ることは、生活や健康の質を上げることに繋がっていきます。

注意点は、全てが旬な物にしようという事ではありません。夏のデザートは、お菓子やケーキでなく、スイカのような水分が豊富な物にするなど、1つでも改善するといいと思います。

上記で、どれか1つでもとお伝えしたのは、調理法によって陰陽が変わってくるからです。

簡単な例えだと、麺類です。冬は熱々がいいですし、夏は冷えている方がいいでしょう。このように、旬な食べ物も調理法で変わってきます。

果物と野菜は、そのまま素材で食べることも多いので、旬な物がいいでしょう。

今の時期では、ゴーヤなどの苦みがある食材もオススメ!!
苦みは、夏の養生では大切な味覚の1つ!!
沖縄でゴーヤが自然と食べられるのも、理由の1つかもしれませんね。
ししとう・ピーマンが夏に実るのも納得です。

その他にも、瑞々しいキュウリ・トマト・ナスなども身体に潤いを与えるのでオススメでしょう。
夏の果物に注目しても、メロン・西瓜・桃など果汁が多いのが特徴です。

注意点は、バーベキューなどの肉類!!
陽性の食材であり、身体を温める働きがあります。
そのため、取り過ぎれば身体に熱が籠もりやすくなります。きちんと、夏野菜と食べる事で予防していきましょう。

まとめ

皆さんも知っての通り、食べ物は医食同源という言葉があるように、健康に関与しています。旬な物の性質を知っているだけでも、風邪の時などにも身体を労ることができます。

熱が出て、食欲も無く、水も飲めない場合は、水分が豊富な果物などで身体を冷やしつつ水分摂取も良いでしょう。

また、寒気が強い場合は、暖かく消化の良いお粥にしたら、いかがでしょうか?

漢方薬の代表格:葛根湯も食べ物の応用と言えます。

■ 葛根=くずの根を使い、くず湯や餅に使われます。

■ 桂枝=シナモンとしてお菓子に使われます。八つ橋にかかっていますね。

■ 大棗=なつめの実

■ 生姜=生姜焼きやガリなど、身近な薬味。

■ 甘草=甘味料として食品で使われます。

その他、麻黄・芍薬で構成されています。これを見ると、漢方薬も医食同源に基づいているなぁーと思いませんか?

以上、参考になれば幸いです。

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