【ペット漢方薬】 東洋医学で考えられる尿失禁の原因とは!? 尿失禁に使う漢方薬3選とは!?

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

ペットの漢方相談で皮膚疾患・循環器疾患・ガンなど以外にも多いのが、泌尿器系疾患。
その中でも、尿失禁・尿漏れは意外と多い症状となります。

このような症状になる原因には、ホルモン反応性尿失禁・腎不全・副腎皮質機能亢進症などが挙げられます。
しかし、東洋医学ではまた違う視点での考えであり、治療方法が異なっていきます。

まずは、西洋医学の観点から視る原因について知っていきましょう。

尿失禁・尿漏れの原因を理解しよう!!

■ ホルモン反応性尿失禁

尿漏れは、メス犬に多く見られる症状であり、避妊手術をした老犬が発症する傾向があります。
症状としては、無意識下の尿漏れ・おねしょなどがあります。また、起きている時には問題がないので病気と気が付かない場合も・・・。

東洋医学では、固摂作用(物を維持・保つ働きだったり、漏れ出ないようにする働き)の低下が疑われます。
漏れ出さないようにする働きが低下するため水栓の蛇口が緩い状態になっているイメージですね。

これは、腎虚による固摂作用の低下・脾気虚による固摂作用の低下が疑われますね。

ホルモン反応性尿失禁は、メスに多いと先ほどお伝えしました。これは、女性ホルモンの分泌不足により尿道括約筋の機能が低下する事でも生じます。
この場合にも、固摂作用の低下も疑われますが、ホルモンバランスを整える事が大切でしょう。

 腎機能低下からの尿失禁

腎機能の低下の中でも、特に腎不全が原因になる事があります。これは、人でもあることで、加齢に伴って起こりやすくなります。

腎機能低下の初期症状としては、たくさん水を飲む・尿量が増加・食欲不振・元気がなくなるなどの症状がみられます。また、多飲多尿により、尿の色は透明に近くトイレに間に合わずに尿漏れが起こることも・・・。

基本的は、加齢・腎機能の低下という特徴から腎虚からの固摂作用の低下が原因でしょう。
しかし、脾胃も水分代謝に関与するので結局は脾胃の状態もケアする方がいいでしょう。

■ 副腎皮質機能亢進症による尿失禁

副腎皮質機能亢進症は、クッシング症候群と呼ばれる病気であり、ホルモンの分泌異常により様々な症状が生じます。副腎は、尿量に影響を与えるホルモンを分泌するために、分泌過剰により尿量が増加します。

そのため、尿量の増加により身体が水を多く飲むように働くので多飲多尿が現れます。
基本的には、薬でホルモンバランスを整える治療が多いでしょう。

固摂作用を整えるオススメ漢方薬3選!!

■ 補中益気湯

脾気虚の固摂作用を補うには、補中益気湯や黄耆建中湯が良く使われます。
個人的なイメージでは、補中益気湯の方が良く処方されるイメージです。

補中益気湯は、脾胃だけでなく肺気虚の際にも応用されます。
この肺も水分代謝へと影響をもたらすので、元気である事が望ましい。この理由から補中益気湯の方が使いやすいと考えています。

■ 桂枝加竜骨牡蠣湯

精神的な高ぶり・興奮などによる尿漏れ・おねしょなどに良く使われます。
小さい子供の夜尿症のファーストチョイスでもありますね。

ペットでも神経質な性格であれば、この桂枝加竜骨牡蠣湯もオススメでしょう。
虚弱体質で、神経質もあれば補中益気湯と合わせて服用するのも良いでしょう。

■ 桑蝶蛸散 (補腎薬+桑蝶蛸)

日本にはない処方ですが、補腎作用のある六味地黄丸・左帰丸・右帰丸などに桑蝶蛸を足すと似た処方になります。
これにより、腎虚による症状全般に効果があるだけでなく、桑蝶蛸による遺精・早漏・尿漏れ・頻尿など漏れ出てしまう症状に効果を示します。

基本としては、補腎薬でも固摂作用を整える事ができますが、桑蝶蛸を加えた方がより効果を発揮します。

まとめ

東洋医学では、まずは固摂作用の低下が始めに疑う所でしょう。
その後、この固摂作用の低下が何からくる原因を考える事が大切かと思います。

経験として、先ほど紹介した3つ漢方薬も単剤ではなく合わせる事も多く感じます。
その理由としては、基本的に加齢を伴い腎虚も併発しているからです。

そのため、3つとも併用することもしばしば。

以上、参考になれば幸いです。

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