食事は、味や色彩も大切!! 季節によって、取るべき味や食材がある事を知ろう。

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

色鮮やかな色合いなどに、人は心を奪われる事があります。春には、梅や桜などで花見・夏頃には、新緑・秋には紅葉など木々だけでなく、食べ物を時期により艶・色取りが綺麗な事でしょう。

また、色というのは人の心情にも作用する事は知られています。

その中でも、食事に関しては、色彩は食欲にも影響します。動物においても、鮮やかな色をしている場合は警戒色とされ、多くが毒を保有しています。

また、食品の色は、そこに含まれる色素成分が要因であり、栄養も想像できるようになっています。例えば、柑橘系の果物は、ビタミンが豊富であったり、野菜の緑色はクロロフィル類・黄色や橙色はカロテノイド類やフラボノイド類・赤色や紫色はアントシアニン類などでしょう。

そのため、色鮮やかな食材を食べることで、多くの栄養素がバランスよく得られる事となります。

東洋医学では、五色 × 五味 で、効果が分類される。

東洋医学では、五行論という考えがあり、木・火・土・金・水に身体は勿論、様々な物が分類されます。その1つに、五色や五味があります。

例えば、木の分類には、青色 × 酸味となり、肝胆に良いとされます。火は、赤色 × 苦味 で、心と小腸 ・ 土は、黄色 × 甘味 で、脾胃 ・ 金は、 白色 × 辛味 で、肺や大腸 ・ 水は、 黒色 × 鹹味(塩辛い)で、腎や膀胱に良いとされます。

基本的には、季節の旬である食材をとると良いでしょう。

これからは春が近づくために、青野菜の季節となります。そのため、肝胆の機能には良い栄養となります。春は、様々なストレスが多くなるので、ストレスに弱い肝は影響が必須です。また、新社会人・新入生歓迎会などお酒を飲むことも増えたり、新しい出会いによる対人ストレス、慣れない環境なども影響します。

そのため、青野菜だけでなく酸味があるものを取る事が養生でしょう。

健康食品として耳にするクロレラですが、濃緑の色から肝胆の機能に好い作用がありそうだとイメージできます。クロレラの研究において、クロレラ摂取によって肝臓の遺伝子発現が変動し、脂質代謝が促進されることが明らかとなってきました。

このように、最近になって判明したことも、意外と東洋医学の経験では分かっていたようです。もともと、経験から医学が確立しているため、現代よりも人体実験がされていたのかもしれませんね。

他の季節である夏では、トマトなどの赤いものやゴーヤなどの苦い食べ物が良いでしょう。西瓜・トマトなど赤い食べ物は、水分が身体を潤し、ゴーヤのような苦みのある食材は、身体の余分な熱を排除するため、夏の養生にも良いとされます。

このように、旬の食材は、身体を滋養するためにはもってこいとなります。また、自然本来の味が身体に作用します。

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これからの季節は、何が旬か知っておこう。

 野菜

カブ・キャベツ・カリフラワー・春菊・せろり・ニラ・ブロッコリーなど、やはり青野菜が多い傾向となります。

 果物

苺・いよかん・オレンジ・金柑・デコポンなど酸味が多い果物が旬を迎えるようですね。

気をつける点は、少しだけ旬な物を食べていくことです。あまり固執すると返って、ストレスの原因となるでしょう。

春の山菜であるセリ・ウドがオススメ!!

セリ科の植物は、香りがよく芳香に富んでいます。この香りが、身体の気の巡りを良くします。春にストレスでイライラ・鬱々しているなら、セリが良い食材となります。

ウドは、生薬でも使われており、独活と呼ばれています。食材では茎と葉を使用し、生薬では根を用いています。捨てるところがない植物でしょう。また、ウドもセリ科の特有の芳香をもっています。気血の流れをよくして、手足の痺れ・麻痺・痛みに使用されます。

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まとめ

1年を通して、旬な食材は、その時に必要な栄養・働きがあります。少しずつでも取り入れる事が健康に繋がります。

また、春だからと酸味の取り過ぎは注意。

酸味は、収斂作用があるため、春に発散すべきストレスなどを抑制してしまう可能性があります。何事も適度な量が大切です。適当という言葉がありますが、まさにこれが一番です。ストレスも溜まらないように適当に過ごす事が良いでしょう。

また、適当というには適度に当てているため、健康に対して方向性があっているのであれば良い事かと思います。

以上、参考になれば幸いです。

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