現代病の救世主となるか!? 田七人参(三七)が持っている力とは。

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

皆さんは、人参を知っていますか??そう問いかけると、スーパーで売っているオレンジ色の人参を思い浮かべるかと思います。

今回は、生薬の人参について話したいと思います。同じ人参の名前がついていても、食用の人参はセリ科で、生薬はウコギ科であり、まったく別物なんです。

えぇーーそうなの?? 私も、そう思いました。

そして、生薬でも、高麗人参や朝鮮人参とは、違うのが、田七(三七)人参です。

前者は、補気薬に使われ、元気がない人や疲労感が強い人に使う生薬です。一方、田七(三七)人参は、違います。

今回は、この田七(三七)について話したいと思います。

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田七(三七)って、なんだろう??

名前が二つに分かれているのは、由来に諸説があるからです。私は、田七と呼ぶことが多いので、以降は田七で説明させて貰います。

まず、由来ですが

■植えてから3~7年しないと、収穫できないという説。

■昔の栽培地が田陽・田東などの名称で『田』が使われていたという説。

他にもありますが、基本的に他の生薬も、産地を最初につける事がるので、個人的には2番目が有力なのかなって思います。

薬効としては、止血・血の巡り・痛みを抑えるという作用があります。

最近では、成分もわかり、サポニン・デンシチン・フラボノイド化合物などが含まれていると言われます。

■田七のサポニン

ウコギ科の人参に含まれるサポニンは、ジンセノサイドと呼ばれます。これは、様々な種類に分かれます。田七んおジンセノサイドは、中枢神経を抑制・精神安定作用があり、その反対に中枢神経の興奮・抗疲労作用などがあります。

そのため、田七は、中枢神経を調節する力が強いと言われます。

■デンシチン

これは、アミノ酸の一種で、止血作用があります。そのため、胃潰瘍の止血作用や内出血にも使用されます。

■フラボノイド化合物

ポリフェノールとも呼ばれます。強い抗酸化作用があり、老化の原因の活性酸素を取り除きます。

また、田七に入っているフラボノイドは、心臓の周りの動脈を拡げ、血液の供給を増加させます。そのため、心臓の働きを補助してくれると言われます。

現代病と田七の効果。

現代病というのは、メタボリックシンドロームの事です。多くは、身体が酸性に傾くためにおこります。

何故!?田七が救世主となるか?

それは、様々な効果があるからです。

①胃・十二指腸潰瘍

止血作用があるだけでなく、溶血さようがあり、血のバランスを調節するので、気軽に使うことが出来ます。

②肝機能の回復

肝臓の働きは、解毒・消化・血液の保管・栄養の貯蔵など多いです。その肝臓を労り、糖の代謝を活発にさせます。

③狭心症・心筋梗塞・心不全・血中コレステロール・高血圧・動脈硬化の予防

先ほども伝えたとおり、心臓の血液供給を増加させます。そのため、血流も改善する作用があるからです。

田七には、田七ケトンという物質があります。これが、コレステロールの低下に効果があると言われます。

④脂肪の代謝を促進

脂肪の代謝を促す作用があり、身体の脂肪だけで無く、血管内の環境も整えてくれます。

まとめ

これは、多くの人が当てはまるのではないでしょうか??

現代は、ストレスも多く、飲酒の量も増えている人が多いです。そうすると、胃潰瘍などのリスクや肝臓にダメージが負います。

すると、解毒作用などが落ち、高コレステロールや動脈硬化になり高血圧も引き起こします。

そんな生活をしていれば、肥満になっている方も多いでしょう。

そのため、今回は田七という生薬を紹介しました。

以上、参考になれば幸いです。

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