春食材であるアスパラガスを食べよう。 妊娠時にも離乳食にも、オススメな理由とは??

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

春野菜の旬の一つであるのが、アスパラガスです。お弁当などにも彩りで使いやすく、揚げたり炒めたり、サラダにも使えるので、万能野菜の1つですね。

そんなアスパラガスは春と夏に2回収穫が出来るので、その分収穫が長いのも特徴です。家庭菜園でも簡単に収穫もできるため、よくホームセンターにも販売されているのを目にします。

私自身も、庭に植えて育てていますが、直ぐに収穫は出来ないのが難点・・・。植えてから、1.2年は時間がかかります。しかし、その分ニョキニョキと生えてくれるので、ちょっとした時に使えるが良いところでしょう。

ちなみに、ホワイト・グリーンと2種類がありますが、栄養価はグリーンアスパラの方が多いと言われます。ホワイトアスパラガスは、栽培方法が異なり、遮光して陽に当てずに育てられます

このため、ルチン・βカロテンなどの光に当たることで合成される栄養素は、ほとんど含まれません。

しかし、グリーンアスパラに比べると、免疫力アップに効果的なサポニンの含有量はホワイトアスパラの方が多いことがわかってきています。

突然ですが、皆さんは、アスパラガスの由来を知っているでしょうか?? 似た成分を聞いた事はありませんか??

そうです。アミノ酸の1種であるアスパラギン酸から由来しています。アスパラガスは、これを大量に含んでいるため、新陳代謝を促し、タンパク質の合成を高める働きをします。

アスパラガスが持つ効能とは??

■ アスパラギン酸

アミノ酸の1種であり、疲労回復スタミナ増強の効果があります。体内のエネルギー代謝を活発にする作用があるため、エナジードリンクなど栄養ドリンクに含まれています。成分表に注目してみると、意外と身近な成分でしょう。

■ ルチン

これもアスパラガスに豊富に含まれ、ポリフェノールの一種です。ポリフェノールといえば、老化防止(抗酸化作用)です。皆さんが大好きなアンチエイジングですね。

また、高血圧・動脈硬化・脳卒中・心臓疾患などの生活習慣病の予防に効果があるとされています。その上、ビタミンCの吸収を促進するので、美肌・免疫力も高めることにも繋がります。

■ 葉酸

妊娠すると、葉酸を取りましょう!! 葉酸には、胎児の発達には不可欠であり、DNA・細胞の合成に関わります。また、赤血球を作る事を助ける働きもあり、造血因子とも呼ばれます。

■ その他

βカロテン・各種ビタミンももちろん含まれています。βカロテンは体内で、ビタミンAになるため眼を滋養する働きがあります。人参が苦手な方は、アスパラガスで摂取しても良いでしょう。

その他にも、抗酸化力が強いビタミンCビタミンEなどを豊富に含んでいます。

穂先は、赤ちゃん・幼児にあげましょう!!

栄養が多く含まれているのは穂先の部分のため、先ほど紹介したアスパラギン酸・ルチン・ビタミン類が豊富です。また、穂先の方が柔らかく食べやすいので、離乳食にはオススメとなります。

また、茎の部分にある葉っぱのような部位は、血圧の上昇を抑えるアスパラプチンが多く含まれていることが明らかになりました。生活習慣病予防にもなるので、茎の硬い方は大人用にすると良いかもしれませんね。

膀胱炎の予防・治療にも効果が!?

実は、腎臓の機能を回復する作用・利尿作用があります。特に、利尿作用による解毒が得意と言われます。尿細管という場所で、水の再吸収を抑える事で、尿量を増やします。

解毒作用が高まると言うことは、大きく見れば、アトピーや高尿酸血症の方にも良いでしょう。ですが、ドンドン尿を排出する事は、特に膀胱炎に効果がある事が分かるかと思います。

そのため、膀胱炎になりやすかったり、すでになっている場合は、水を多めに飲み、アスパラガスを食べる事がおすすめとなります。

海外では、抗がん作用に注目されている??

アスパラガスに含まれるアスパラギン酸・ルチン・ビタミン類などは、免疫力を高めるので、細胞機能を正常化させます。この免疫を活性化する作用から抗がん作用も注目されています。

また、アミノ酸であるアスパラギン酸は、代謝を上げるために痩せやすい身体を作る手助けをしてくれます。つまり、ダイエットにも良いでしょう。

食物繊維もあり、便通も良くするので腸活にも繋がります。腸には、身体の免疫が70%くらい含まれるので、免疫向上にもいいでしょう。

まとめ

折角なので、旬であるアスパラガスを食事に取り入れてみては、いかがでしょうか??

身体には、嬉しい効果がたっぷりです。春は、多くのストレスがかかるので食べて養生していきましょう。

しかし、何事も食べ過ぎは禁物です。アスパラギン酸には利尿作用があるので、ミネラルを必要以上に体外に排出してしまう可能性もあります。これでは、バランスが崩れてしまうでしょう。

あくまで、食材の1つとして取り入れて、美味しく健康作りに努めていきましょう。

以上、参考になれば幸いです。

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