春のイライラ対策を考えよう。 今が一番、自律神経がが乱れやすい・・・。上手く乗り切る秘訣とは??

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

春は、環境・対人・仕事など多くのストレスが影響し、自律神経の乱れを生じやすい季節でしょう。

特に、不眠症・育児中の方は、夜泣き・疳の虫などでお困りの方もいるでしょう。毎日の睡眠時間が減る事で、だんだんと余裕がなくなってしまいます。

東洋医学では、【肝】が関与しています。この肝が弱ると、怒りや情緒が抑えられなくなるので、キーキーしたり、泣き叫んだりなど様々な症状を起こします。これは、子供だけでなく、両親も気をつけたい所でしょう。

また、大人の余裕のなさを、敏感に感じ取るのが子供でしょう。

特に、子育てでは男性も関わるようになりましたが、まだまだ女性の方が主体でしょう。先ほどの肝というのは、血液の貯蔵庫です。女性は、生理などで枯渇しやすく、ホルモンバランスが崩れやすいため、より影響が出やすい傾向にあります。

うまく助け合って、育児を行う必要がありますね。

女性において生理前にイライラ・不安などの症状が出るのは、この肝が関与しています。今回は、そんな肝を癒やし、精神的な症状について考えていきましょう。

東洋医学の肝とは??

いきなり本題に行くと、分からない方もいるので【肝】について話したいと思います。

東洋医学の【肝】は、感情の怒りに関与します。そして、重要な役割があります。

 肝は、疏泄を主る。

この疏泄は、淀みなく綺麗な流れを意味します。

例えば、綺麗な川は、絶えず淀みがなく、水が循環しています。反対に、ドブ川はヘドロのようになり、流れが悪くなります。

皆さんの体内は、どちらを選びたいですか?? 勿論、綺麗な川ですよね??

この綺麗な状態を維持するには、この肝の疏泄が大切となります。

【肝の疏泄作用】

① 気というエネルギーや栄養を全身に運び、調節する。

② 精神的に思い詰めないように、安定させる。塞いだ気持ちも流し、正常な判断が出来るようにする。

③ 胃腸の作用をサポートして、流れを良くし胆汁の分泌をする。

ここで、気が付いた方もいるでしょう。

② 精神的に思い詰めないように、安定させる。塞いだ気持ちも流し、正常な判断が出来るようにする。

これが、大事となります。ここでは、疏泄作用には精神の安定作用があると思ってください。

まず、疏泄作用の低下で起こるのは、肝気鬱結という症状です。これが続くことで、炎上つまり怒りへと発展してきます。

肝を強くしたり、ストレスを流す事が大切。

肝を滋養するには、春の旬食材・酸味があるものが良いと言われます。また、香りがいいのもは、リラックス効果があるので、ハーブのような物もオススメです。

身近で、オススメな食材なのが、三つ葉です。お吸い物・茶碗蒸しで食べるかと思います。意外と栄養が豊富であり、ビタミンA・Cに優れ、カルシウムや鉄などのミネラルも含まれます。また、セリ科に属し、香りも良い食材です。

香味成分には、肝機能を良くし抗炎症作用があったり、整調作用や鎮静作用・消化促進にも働きます。そのため、高ぶった感情を鎮めてくれます。

アロマテラピーが精神疾患に効果がある事は、ご存じでしょうか??

睡眠障害には、ラベンダーの香りが良かったり、薔薇の匂いは、うつに予防に良いと言われます。

要は、それと同じです。シソも、生薬ではストレスを流すのにも使われます。香りというのは、気持ちをリラックスさせます。これは、化学的にも経験医学的にも有名となっています。

香りにより、パニックを予防する事が出来るとも言います。自分がイライラし易かったり、不安が強くなる方は、好きな香りを常備するのも良いでしょう。また、お風呂に精油を少し垂らすことで、リラックス効果を高めます。

それでも、駄目だ!! 助けてくれーーーーー!イライラが治まらない・・・・。

そんな場合は、漢方薬を服用するのがおすすめです。

そんな現状まで、追い込まれたときに服用すべき漢方薬とは!?

■ 加味逍遥散 または 抑肝散

この漢方薬は、どちらもイライラを鎮めたり、ストレスを流すなどの自律神経を整える作用があります。

赤ちゃんには、どうやってあげればいいの? 

白湯に溶いて、水剤にすれば服用してくれます。乳幼児は、漢方薬は苦くて飲めないよ!と思うかもしれません。しかし、意外と服用してくれます。

注意点は、ミルクと混ぜてあげる事です。その場合は、ミルクも嫌いになる場合があります。

また、服用量も1/6~1/10ぐらいの少量にして下さい。体重により変わります。

もし、授乳中であれば、自身が服用していれば、少しは母乳から流れると思います。

■ 加味逍遥散

■ 抑肝散

まとめ

育児は、大なり小なりストレスはかかります。しかし、それに対して楽しさや嬉しさもある事を忘れないでおくと良いでしょう。どうしても、イライラが強いときには、忘れてしまいがちです。

私も子育て世代ですが、こう考えております。中学までなるまでのの約10年間しか、一緒に遊べないと・・・。

その年頃になると、親と過ごすよりも友達と過ごす事が多いでしょう。また、部活や塾と、ますますコミュニケーションが少なくなります。この貴重な時間は、短いと思うか長いと思うかは、人によります。ですが、出来れば楽しく過ごすと方が良いかなと思います。

漢方薬と鍼灸は、1つの手段として頭に入れておくと良いかもしれません。

以上、参考になれば幸いです。

漢方専門薬局元気堂(各種生薬、健康食品の通信販売、漢方無料個別相談) (kanpo.co.jp)

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