日本人に多い解毒体質には、この漢方薬が合う!? 小児喘息やアトピーにも・・・。

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

今回は、一貫堂医学の解毒体質についてです。この体質は、日本人に多いですね。

昔で言う結核にかかりやすい体質で、体内に毒素をため込みやすい体質です。今では、アトピーによる皮膚炎や喘息が当てはまります。

そして、今回紹介する漢方薬は、柴胡桂枝乾姜湯という漢方薬です。

サムネイル画像

柴胡桂枝乾姜湯とは、何か??

先ほどもお伝えしましたが、これは肺結核が多かった時に良く用いられていた漢方薬です。

この漢方薬が合う人って、どんな人??

比較的、体力が無く虚弱で、疲れやすい。朝に体温が低く、午後から良くなる。動くと、動悸・立ちくらみ・口渇・尿が濃いなどを起こすなど気虚という虚弱体質ぎみな方に多いです。

また、結核の症状に似ていれば、使用できます。そのため、 主な症状は微熱・咳・痰・倦怠感・食欲低下・体重減少・寝汗などです。病状が進行すると息苦しさ・血痰・喀血・胸痛などが出てきます。

この柴胡桂枝乾姜湯は、以上のような事から風邪薬のイメージが多いかと思います。

それだと、アトピーなどに効果があるとは、どうして言えるのでしょうか??

柴胡桂枝乾姜湯の他の使い方

柴胡桂枝乾姜湯の構成生薬は、以下になります。

柴胡・桂枝・乾姜・黄芩 ・天花粉・牡蠣・炙甘草の7つの生薬です。

柴胡・黄芩 は、炎症を抑えて解熱・消炎・鎮静作用があり、発熱を安定させ、胸苦しさを改善します。

乾姜・桂枝は胃腸の血行を促進し、解熱作用のある生薬の副作用を抑えます。

天花粉は、滋潤作用により、身体を潤し発熱による脱水を予防するだけでなく、ノドの粘膜を潤し去痰作用・皮膚を潤す事で痒みの軽減をします。

牡蠣は、汗を止めて身体の水分が失われるのを防ぎ、鎮静作用により動悸を抑えるのにも働きます。

炙甘草は、抗利尿作用によって水分の排出を抑えて、身体を潤します。また、全体的に他の生薬との相性を調和させます。

また、柴胡はストレスを流す作用(肝の疏泄作用)に働き、自律神経を整えます。

黄芩 ・牡蠣は脳の興奮を抑えることで柴胡のサポートとしても働きます。

次々と説明があって、何がなんだか分からないよー!!!

簡単に言えば、身体の水分を保持して潤しつつ、消炎・解熱・鎮静作用がある漢方薬になります。

■ 痰が多く絡む・または、粘膜が弱り、すぐに咳が出たり、ノドがうずく、咳がゼーゼーとした喘息様の症状などの気管支炎などに使われます。

夜中・早朝は、気管支が収縮(狭まること)によって起こる咳・呼吸しにくい時に使うと良いでしょう。

一貫堂医学では、柴胡桂枝乾姜湯だけでなく、ここに茯苓・杏仁を加えることで効果を高めます。

サムネイル画像

■ 乾燥気味の皮膚炎・アトピー性皮膚炎などの乾燥を伴うもの。また、冬に悪化する皮膚疾患にも使用できます。

一貫堂医学では、柴胡桂枝乾姜湯に、黄耆・茯苓を加える事で、効果を高めます。

サムネイル画像

まとめ

いかがだったでしょうか?? 柴胡桂枝乾姜湯(胸虚散)に、当てはまる方も多かったのではないでしょうか??

筆者自身も、以前に夜中の空咳が続いた時がありました。一回咳が出ると、ノドが疼き止まらなかった事があります。その時は、この柴胡桂枝乾姜湯が効果が抜群でした。

以上、参考になれば幸いです。

漢方専門薬局元気堂(各種生薬、健康食品の通信販売、漢方無料個別相談) (kanpo.co.jp)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA