はーい。こんにちわー。
元気堂です。
今回は、季節の生薬について話したいと思います。季節の生薬を摂取することで、健康になれば幸いです。
基本的に、今で言う旬な食べ物は、陰の冷やす性質が多いです。そのわけは、外が暑く身体が熱しやすいからです。
例えば、キュウリ・トマト・スイカのような水分が豊富なものが多い気がします。
話を戻しますと、今回はフェンネル(茴香・ういきょう)という生薬についてです。

ウイキョウ(茴香)
フェンネルとも呼ばれ、ヨーロッパ地中海沿岸を原産地とします。6月から8月にかけて、セリ科の特徴である先端から多数黄色い小花を多くつけ、秋には長楕円形の果実をつけます。
この果実がウイキョウ(茴香)という生薬です。
茴香とは、スパイスとして果実を粉末にし、魚肉の風味づけに使用されます。
スパイスとしても使える茴香の効果とは??
茴香は、香りが良く健胃薬としてよく使われます。消化を助け、胃腸に溜まったガスの除去、消化不良、便秘、お腹の張りなどに効果があると言われます。
胃腸以外の作用もあり、利尿により手足・身体のむくみを取り除きます。また、去痰剤としても用いられます。
これを見ると、魚の調理にはスパイスとして優れていることが分かります。食中毒予防にも良いのでしょう。
茴香は別名「小茴香」と呼ばれます。その理由は、大茴香と呼ばれるものがあり、火鍋にも見られる「八角(ハッカク)」となります。
茴香が入った漢方薬で有名なのが、安中散です。
安中散は、消化器が冷えてしまっている時に良く使われます。身体を温めつつ、気血の流れを改善し、胃痛・胸焼け・胃酸過多などの胃腸を整える漢方です。
意外と知られているない茴香(フェンエル)の使い方とは
この茴香(フェンネル)は、ほぼ全ての部分を生のまま食べることができる。つまり、家庭菜園として育てることも良いでしょう。
サラダやスープ・炒め物などで食べることで、胃腸を整えたり、利尿作用・発汗作用で解毒・代謝を高めたり、眼精疲労の緩和などにも使えます。医食同源としては使いやすいかと思います。
まとめ
今回は、茴香(フェンネル)について話しました。興味がある方は、育ててみても面白いかもしれません。
ちょうど、夏バテなどで食欲不振・吐き気などの胃腸病も増える時期などで、心当たりがある方は試してみてはいかがでしょうか??
以上、参考になれば幸いです。
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