夏バテン防止には、生脈散が良い!! 生脈散で健康的な身体作りをしよう。

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

夏は、とにかく汗をかき身体の中の水分が不足しがち・・・。
甘く見ていると、熱中症の危険性も出てきますね。

そんな状況に陥る前に、飲んでおくべき漢方薬が生脈散!!

生脈散は、汗によりナトリウム等の電解質が排出して起こる脱水症状を予防してくれます。
これは、含まれる五味子の収れん作用で過度に漏れ出るのを防ぎ、麦門冬により身体に潤いを与えます。
そして、人参で消耗した気力を立て直してくれます。

この3つの生薬で構成されるシンプルな漢方薬です。

生脈散(しょうみゃくさん)を詳しく考えよう!!

生脈散は、800年ほど前に出版された中国の書物(内外弁惑論)に記載されている漢方薬で、歴史ある処方の1つdえす。
また、処方名からも生脈散は気(エネルギー)・陰(潤い)を補充する働きがあります。

先ほども触れましたが
■ 人参は、気を補う補気薬の基本
■ 麦門冬は、陰を補う補陰薬の基本
■ 五味子…酸味(収れん作用)で陰の漏れを防ぎます。

気の働きには、固摂作用があり漏れ出ないようにする働きなどもあり、人参はこれにより過度の脱水を予防にも!!
また、単純に倦怠感などの疲れにも効果があるため夏バテ防止にもオススメでしょう。

陰の潤いの排出は、五味子で防ぎ、不足しがちの陰も麦門冬で補充する構成ですね。

ちなみに名前からも察するように、今にも途切れそうな脈を気・陰を補うことで生き返らせる意味があります。
そのため、夏バテといった夏だけでなく、1年中服用しても良いでしょう。

補陽還五湯とともに服用する事で、不整脈の予防にもなると考えられています。

補陽還五湯と生脈散は、不整脈の特効薬となるのか?? 漢方治療の効果とは?? – 元気堂 漢方薬 (pet-kanpo.com)

高熱などの発熱後には、生脈散を!!

発熱すると、身体を冷やすために汗をいっぱいかきます。
すると、陰(水分)だけでなく、実は気も一緒に出ていくと考えられています。

発熱などの風邪の後に、体力が低下する理由となります。

夏バテも同じく暑さにより、大量の汗が出てしまうことで同じような症状を引き起こします。
気の低下により、気虚になると疲労感・食欲不振・胃腸障害なども続いて生じます。

このような場合であれば、生脈散を試してみると良いでしょう。

夏バテ防止の代表である補中益気湯との違いとは!?

気を補う代表的な漢方薬が補中益気湯!!

補中益気湯の特色として、気を上に持ち上げる働き升提作用(しょうていさよう)を持ちます。
これにより、脱肛や¥・内臓下垂などにも効果があります。
また、柴胡などの生薬を含むことで、疏泄作用を促すためストレスを流す働きもあるので、現代には欠かせない補気薬でしょう。

補中益気湯は、生脈散と違い様々な生薬で構成されています。
夏バテ防止として生脈散と服用することで、清暑益気湯のように服用する事もオススメです。

まとめ

夏は、補気薬だけでなく補陰薬も欠かせません。

そんな時に生脈散という漢方薬を試してみましょう。
発熱を伴う風邪の後は、なかなか咳が取れにくい・・・。

そんな方にも粘膜である陰を補います。また、五味子には鎮咳作用もあるので風邪の後にもピッタリ。

以上、参考になれば幸いです。

漢方専門薬局元気堂(各種生薬、健康食品の通信販売、漢方無料個別相談) (kanpo.co.jp)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA