台風一過の夏のような暑さ・・・。この時期に、体力低下から起こる症状とは??

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

秋の涼しさを感じ始めていた頃に、台風が引き起こす気温・気圧の変化で体調を崩していませんか??

この時期で、意外と多いのが胃腸障害です。

吐き気・嘔吐・腹痛・胃痛などが急に起こる事は、稀ではありません。

そもそも、台風が来ることで気圧が変化し、自律神経が乱れます。そのため、体力が低下し様々な症状が起こるのです。

人によっては、蕁麻疹・喘息症状などのアレルギー症状も出るでしょう。

今回は、胃腸症状に対して話していきたいと思います。

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東洋医学で考えられる胃腸障害とは??

■ 冷えが原因による胃腸障害

この胃腸障害の特徴は、温めると症状が緩和する特徴を持ちます。

基本的に、冷え・寒さが原因です。脾胃の体力低下から胃腸が冷えるものだったり、直接冷たい物を服用したり、環境により手足の冷えが血流によって脾胃を冷やす事で起こります。

胃のみぞおち辺りに持続性の鈍痛・食欲不振・水様便・暖かい物を飲みたがるなどの症状が起こります。

【治療法】

脾胃を温める事が大切。腹部だけでなく、全体を温める必要性があります。お風呂に浸かったり、生姜湯を服用すると良いでしょう。

【おすすめ漢方薬】

人参湯・安中散・黄耆建中湯などの○○建中湯などで胃腸を温めると良いでしょう。

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■ ストレス・血液循環からくる胃腸障害

ストレス過多だと、台風で起こる自律神経の乱れがきっかけに、肝の疏泄作用(人体の臓器の働きを潤滑に促す作用)が低下する恐れがあります。そのため、ストレスで悪化します。

この疏泄作用は、流れをよどみ無く流す作用という意味があり、血流にも関与します。

そのため、脾胃への血液循環が落ち、胃腸障害を起こします。

張るような痛み・胸や脇の部分が痛む・ためいきが多い・喉に何か詰まったような感じが現れます。血流の流れが悪い場合には、刺すような痛み・口唇が紫になっている場合もあります。

【治療法】

気持ちの流れ・血液循環を良くして胃腸を調節しましょう。適度な運動は、ストレス解消・血液循環の改善におすすめです。今流行っているサウナもいいでしょう。

【おすすめ漢方薬】

逍遥散・加味逍遥散・四逆散・半夏厚朴湯などの理気剤という疏泄作用の改善がメインのものを選びましょう。

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■ 暴飲暴食による胃腸障害

暴飲暴食は誰もが経験したことはないでしょうか??特に、お酒好きは、二日酔いなどがこれに当たります。

腐臭や酸っぱいゲップ・圧痛・胃部が張る痛み・食欲不振・舌の苔が分厚い症状が現れます。

【治療法】

安静または、胃腸を労るような食事により経過観察。

【おすすめ漢方薬】

保和丸という漢方薬で、消化を促し胃腸を回復させましょう。

※ 二日酔いのような場合は、半夏瀉心湯が良いでしょう。

■ 胃の過剰な働きからの胃腸障害

胃が炎上している状態で、胃酸過多のような症状です。

口渇・便秘・胃痛・粘血便など身体に熱が籠もった症状が現れます。

【治療法】

身体の熱を出すように心がけましょう。水分は、細かくとって食事も身体を潤すような食品が良いでしょう。トマト・きゅうり・果実などが水分を多く含み、食養生でも陰性の食品です。

【おすすめ漢方薬】

半夏瀉心湯・黄連湯などで炎症を抑える漢方薬。または、麦門冬湯などの潤す力を高める漢方薬を使います。

まとめ

台風一過は、体力の低下に気をつけましょう。症状が出る前に、予防することが第一かと思います。

ただ、いつ自分に上記のような症状が出るかは分からないので、知識だけでも備えておくと良いかと思います。

以上、参考になれば幸いです。

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