2月が旬である春菊が風邪予防に良い!! 鍋・お浸しにも使える春菊の効果とは!?

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

暖冬と言われても、やはり冬は寒い・・・。
そんな時期に欠かせないのが、鍋料理!! 白菜などとともに、入っているのが春菊ですね。

独特の風味で少しクセがあり、好き嫌いも分かれる食材でもあります。
しかし、香りが強い春菊ですが、意外にアクは少ないため、ホウレン草よりも食べやすいとも言われています。

同じ緑黄色野菜でも、ビタミンA(βーカロテン)が多いのが特徴的です。
さらに、アルカリ性の食材であり、普段からストレス・暴飲暴食の現代人には都合の良い野菜となります。

人の身体は、pH7.35-7.45と、若干アルカリ性よりです。
ほとんど、中性に近いのと言って良いでしょう。

ただ、日々の生活・ストレスに晒されていると、いつの間にか酸性の方に偏りがちになります。
これは、フリーラジカルという人体に影響を与える酸化物質などが原因となります。

良く身体には、抗酸化物質が良いと耳にした事はありませんか??
抗酸化物質は、身体を酸性に傾かせるフリーラジカルを抑える働きがあります。
このフリーラジカルは、細胞に影響し、特にDNAに関与するとガンの原因になるとも言われます。

そのため、アルカリ性の食材は身体の健康にも良いことが分かります。

春菊は、ノドのケアにはオススメ!!

個人的なおすすめは、サラダにして食べるという事です。
加熱することで、ビタミンが壊れてしまうためですね。
想像したよりも食べやすいため、好んで食べるほどです。

加熱しても、β-カロテンが濃縮されるので鍋やおひたしで取り入れるのも良いかと思います。

・ そんな春菊が、風邪対策に良いという事を知っていますか??

特に、粘り気が強く、痰の切れが悪い時なんかの去痰作用にはおすすめです。

春菊は、多くの栄養を含み、胃腸を丈夫にすることが昔から伝えられています。あの特有の臭いには、胃腸を健康にする作用があります。これは、シソと同じです。

そのため、食欲の増進作用もあります。

・ 何故?? 去痰作用があるのか??

これは、東洋医学の考えも入ってきます。基本的に胃腸の健康が低下すると、水分代謝が低下してしまいます。その水分代謝が悪くなると痰飲という病症へ悪化するのです。
つまり、胃腸の不具合から痰が出来やすくなります。

そのため、胃腸を健康にする春菊には、優れた去痰作用も備わってるのかと考えられます。

春菊が胃腸にも風邪にも良いことは分かった・・・。
でも、ちょっと苦手・・・。

好き嫌いがあるため、そんな方もいるかと思います。

既に、濃い黄色い痰が絡んだり、空咳をしている方には、漢方薬がおすすめです。
黄色い痰は、免疫細胞と身体に入った異物が戦っているため、炎症が起きています。
そして、この炎症のせいで風邪の症状がよくなっても空咳が続く事も・・・。

これは、陰陽である陰の作用が低下した事で、粘膜が不足する事で起こります。

つまり、咽頭~気管支の粘膜の低下つまり陰虚から症状が起きていると想像できます。
この場合は、潤いを保たすような漢方薬の服用がおすすめです。

■ 麦門冬湯

肺陰虚を改善する補陰薬と言われます。ようは、風邪疾患により起こる粘膜障害を改善するような漢方薬です。

この漢方薬は、比較的甘く、子供でも飲みやすい味となります。

私の子供も、水に溶いてあげています。味を特に気にしないで服用が出来ているので、敏感な方は、試してみるのも良いでしょう。

その他に、まだ炎症が強く、ノドのイガイガがあれば、先に症状を抑えるような小柴胡湯加桔梗石膏・荊防敗毒散などなどが良いでしょう。

また、喘息発作のような空咳が続く場合は、麦門冬湯の他に、一貫堂の体質改善として柴胡桂枝乾姜湯もオススメとなります。
子供の時に、アトピーや喘息を持っていた方・現在も持っているのであれば、柴胡桂枝乾姜湯は良く使用されます。

まとめ

今回は、春菊は、痰に良い!!
これだけでも覚えて貰えたら嬉しいです。

まだまだ、乾燥がつづきノドなどの粘膜がカラカラになりやすい・・・。
保湿に注意して生活をしていきましょう。

また、民間療法になりますが、春菊を煮詰めて、ドロドロにしたものに氷砂糖を入れて、春菊汁を1日2回の服用というものもあります。
その他にも、炎症が強い場合には大根・蜂蜜も良いでしょう。

そして、漢方薬として手頃なところは、麦門冬湯です。滋陰薬であり、基本的には身体を補う生薬で構成されています。
薬との併用も問題ないので試してみてはいかがだったでしょうか??

以上、参考になれば幸いです。

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