はーい。こんにちわー。
元気堂です。
前回は、日々の生活に対しての改善点について話しました。その他にも改善点はないの??
そう興味を持ってくれている方に、今回は運動について話していきましょう。
ペットの運動と言えば、散歩ですね。
健康的に寿命を全うするには、運動が大きく関与しています。そして、若い時なら、まだしも加齢により運動は大切になっていきます。これは、人にも言える事ですね。
適度な運動は、関節・靱帯・筋力・骨などが強化されるので、加齢により足腰の弱さを予防します。それだけでなく、体内も活性化するために、消化器系や血液循環などにも働きます。
そのため、お腹の張り・下痢・便秘・心血管の機能などの改善・予防にも良いでしょう。
しかし、この散歩も、飼い主の事情により足りなかったり、やり過ぎたりしています。最近では、室内で飼うことが増えたので、不足ぎみの子が多い気がします。
今回は、ペットでも散歩が必要な犬に関して話しましょう。
それでは、適度な運動とは何か??
大きな庭などで放し飼いをしている、自然が豊富なところで飼っている方は、特に運動の心配をしなくても良いでしょう。
室内犬は、話が変わっていきます。特に、共働きが増えている中で、なかなか散歩が出来ない・・・。週末しか時間がない・・・。
このような方が多いかと思います。
そのため、週末にがっつり運動をさせてあげたい!!こう思い、少し運動のやり過ぎを起こしてしまう人もいるので注意が必要です。
6歳以上になれば、やり過ぎにより、関節・靱帯・心臓などに負担がかかるかもしれません。
それでは、適度な運動とは何かを体重別に話したいと思います。
何故?? 体重別になるのかというと、大型犬になるほど運動量が増えるためです。
・ 3㎏くらいであれば、室内の運動でも十分となります。
・ 5-6㎏くらいであれば、毎日15分程度の散歩。
・ 10㎏くらいであれば、毎日30分以上の散歩。
・ 15㎏くらいであれば、毎日60分以上の散歩。
・ 20㎏くらいであれば、毎日90分以上の散歩。
・ 25㎏くらいであれば、毎日120分以上の散歩。
おおよそ、これ位の運動は必要になります。ペットを飼う際にも、毎日取れる散歩時間も考えなくてはいけません。
■ 自転車・バイクでの散歩は厳禁!!
たまに、見受けられる散歩方法ですね。これは、運動強度が強いため、心肺機能へ負荷がかかりすぎます。特に、年齢を重ねている場合は、より心臓の老化が進む恐れがあるので、止めてあげましょう。
人間に置き換えて考えて下さい。普段、運動していない人が無理矢理、長距離をロープに引かれて運動したら、身体がボロボロになるのは、目に見えて分かるかと思います。
そのため、年齢を重ねるごとに、ゆっくりと散歩をさせてあげる事が大切になります。
また、距離や歩行スピードも低下していくので、上記で挙げた例より少なくても良くなります。その子に応じた時間や距離を考えていきましょう。
■ 階段の上り下りは、あまりさせない!!
元気な子ほど、勢い良く上り下りをするかと思います。これも、加齢により靱帯や筋肉・骨にダメージが蓄積します。
良く腰椎ヘルニアや後ろ足が関節炎などが増える原因の一つとなっています。
■ 運動不足が股関節の成長に良くない!!
最近では、床がツルツルしている所が増えました。室内では、フローリング。道路でも、鏡面加工の道路。
滑りやすいために、上手く膝・股関節が育たないことがあるそうです。綺麗に、まっすぐ走る運動が出来ないためです。
運動が幼少期から不十分だと、この股関節の周りの筋肉や靱帯・骨の形成が不足するので、より悪化していきます。
これでは、将来に股関節や膝関節に病が起こるのは避けれないでしょう。
■ 季節で、散歩は工夫しよう!!
やはり、夏には注意が必要です。犬には汗腺がないため、身体に熱が籠もりがちです。熱中症になりやすいのは、分かるかと思います。また、焼けたアスファルトを素足で歩くのは酷でしょう。
早朝か、夜が更けてからに散歩となります。
また、日本の夏には湿度が関与します。湿度が高い日は、同じ運動量でも心肺に負担がかかるので、ペースを落とすか、距離や時間を調節すると良いでしょう。
風が強い日は、人は汗が冷えて快適になるかもしれませんが、犬では逆となります。そのため、快適でもペットの状態に合わせましょう。
ゼーゼーと喘いでいても、あまり水を与えるのは良くありません。呼吸が速いときに、水を多飲すると肺気腫を起こす可能性があります。
まとめ
散歩と言っても、奥が深くありませんか?? また、今している散歩は適切だったでしょうか??
可愛い家族の将来のためにも、その子にあった運動量を心がける事が大切です。
性格などの個人差もあると思います。あくまで、何か足しにれば嬉しく思います。
以上、参考になれば幸いです。