SNSで、摂食障害に!? デジタルデトックスが必要かもしれません・・・。

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

最近は、スマホ・タブレットの普及により、一昔よりもインターネットが身近な時代となりました。
そんな時代となり、最近多いのがスマホ依存です。このスマホ依存は、子供~大人まで幅広い年代で、問題となっています。

そのため、デジタルデトックスという言葉を耳にするようになりました。

デジタルデトックスとは、毎日使用するスマホ・パソコンなどの電子機器・インターネットから意識的に距離を置きます。それにより、心身のストレスの軽・対面でのコミュニケーションの機会・自然を感じるなどを行うことにあります。

何故、このような事が言われ始めたのか??

それは、メンタルヘルスつまり、精神的な健康に良くないとされています。
SNSを利用していない若者に比べて、SNSを毎日6時間以上利用している若者のメンタルヘルスでは、そのリスクが78%高くなるという研究結果も報告されています。

その他にも、仕事のオンオフだったり、子供の睡眠時間の乱れ・考える力の低下・家族との会話の低下など社会性の低下の原因にもなります。
また、常に使用することで、眼が酷使されたり、スマホがないと不安などの健康被害にも繋がります。

そして、今回の研究では厄介な症状をもたらす可能性があると報告されています。
それは・・・

摂食障害を引き起こす可能性を高める・・・。

■ 摂食障害

摂食障害は、拒食症と過食症に大きく分類されます。

拒食症は、食べることを極端に少なくし、周囲から見るとやせすぎているのに体重が増えることを恐れてしまう疾患で、低体重を維持しようとする行動を生じます。

過食症は、一度に大量に食べてしまい、そのことを非常に後悔します。これにより、抑うつ感・イライラや不安などの情緒の乱れ・嘔吐や下剤で体外へ食べ物を出そうとする行動を取ります。

特に、女性に多く見られる傾向で、比較的若い10代~20代に生じます。

SNSにより、摂食障害になる女性が増えている!?

いまやTikTok・Twitter・InstagramなどのSNSを使っているのが当たり前・・・。
このような若い世代は多いかと思います。

このSNSで活躍している女性には、洗練された完璧なボディーであることが多く、それを見続けることで摂食障害になってしまう可能性があると考えられています。

これは、英ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)のAlexandra Dane氏とKomal Bhatia氏らの研究によるものです。

この可能性を高める傾向として、痩せ型の体型を理想としている方に多く、自分自身の外見・ボディーに自信がなくなり、食事の乱れを引き起こすようです。
憧れに近づきたいというイメージにより、摂食行動へ移行するとみられています。

もちろん、全ての人がこのようになる訳ではなく、外見に自信がある方・SNSといったメディアをきちんと理解している方には影響が出にくいようです。

東洋医学では、どう捉えるのか??

東洋医学では、五臓の心・脾・肝の影響が考えられます。
また、基本的にエネルギーを不足になりがちな疾患であり、気血不足など身体を保つ栄養素が低下を予防する必要性があります。そのため、治療方針は補法となります。

■ 心血虚

心は精神をコントロールすると考えられ、その栄養となる血が不足することが原因で、精神面から摂食となる可能性があります。
このようなタイプは、頭の中で考えすぎて、過食や拒食をしてしまう傾向があります。過度の心労・思い悩み過ぎなどが心に負担をかけ、心血の消耗させます。
摂食障害の他に、寝付きが悪い・不安感・動悸などの症状も・・・。

■ 脾気虚

脾胃は、食事から気血のエネルギーを得る大切な役割があります。
また、思い悩み過ぎると負担がかかりやすい部分でもあります。俗に言う恋煩いで食事が進まないなどがあります。

そのため、頭では理解していても、思い悩みすぎて過食・拒食につながることがあります。
これが続くと、慢性的なエネルギー不足ちなり、慢性疲労・元気がない・腹部膨満感・軟便などの症状が見られます。

■ 肝気鬱結

肝は、ストレスに特に弱く。そのストレスには環境・気圧や対人関係など種類も様々となります。
また、肝は怒りのコントロールに関わるため、情緒の乱れ・ため息をつきやすいなどが起こりやすいのが特徴です。

自律神経失調症の多くは、この肝気鬱結であることが多いため、現代病の1つともいえましょう。

まとめ

スマホなどの電子機器は、便利ではありますが、それにより弊害も起きているのも確かでしょう。
スマホ依存だけではなく、ストレートネック・腰痛・眼精疲労なども問題視されています。

そのため、無理なデジタルデトックスよりは、何か新しい趣味を見つける方がいいかもしれませんね。
例えば、スポーツ・ヨガ・サウナなどでも良いでしょう。

没頭しているときに、一緒にスマホを持ち歩かなければ、簡易的なデジタルデトックスの出来上がりです。

それでも、無理そうな場合には紹介した漢方薬も試してみると良いでしょう。

以上、参考になれば幸いです。

参考文献:「PLOS Global Public Health」に3月22日掲載

漢方専門薬局元気堂(各種生薬、健康食品の通信販売、漢方無料個別相談) (kanpo.co.jp)

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