はーい。こんにちわー。
元気堂です。
台風シーズンという事で、大雨や強風は、普通に生活していても、危ないし、通勤通学も大変になります。
そして、中でも気圧により体調を崩してしまう方がいます。気象病とも言いますね。
この気象病は、今や当たり前だと思っている方もいますが、10年前では、あまり認知されていなかったように思います。
私の経験で、雨などの気圧変動で体調を崩すことは良くありますよと伝えた時に、『私の病気は、天候で左右されない!!』と怒られた事があります。
きちんと、どのような経緯で気圧変動が身体に作用をするのかを伝えれば良かったと思います。
その経験を生かして、今回は気圧変動について話したいと思います。
気圧の変化は、どこで感じ取る??
よく雨が降ると、古傷が痛むという言葉を耳にします。他にも、めまい・耳鳴りなど人によって、その症状は様々です。
この事から身体が敏感に、気圧を感じ取っているのが分かります。
しかし、その変化をどこで感じ取っているのでしょうか??
それは、耳です。耳の内耳の前庭という部分が、気圧の変化に作用している言われます。
そこで、気圧変動というストレスが加わると自律神経に作用し、交感神経が働きます。つまり、気圧変動とは交感神経が強く作用する事が原因となります。
交感神経が強く働くと、どうなるの??
基本的に、昼間に行動している人が多いかと思います。その時に、活動的にさせるのが交感神経となります。
交感神経が働くと、アドレナリン・ノルアドレナリンが分泌されます。そうすることで、各部位で応じた反応が出ます。
心臓に作用すれば、心拍数が上がり、脈拍数も増えます。血管に作用すれば、血管が収縮(縮こまる)します。すると、血管内の圧力が高まり、血圧も上がります。
正常な働きであれば、活動するためには必要な作用です。血圧が高くなることも、栄養が豊富な血液を各部位へと運ばないといけないからです。
しかし、その働きが過剰となる事で、気象病となってしまうのです。
交感神経が高ぶる事で、不整脈・動悸・血流障害からのメニエール病・高血圧・気管支を狭めることから喘息のような症状など様々な症状が現れます。
また、気圧が下がるとヒスタミンの分泌が高くなると言われます。そうすると、炎症作用を促進させるので、古傷の痛みや蕁麻疹なども起こりやすくなります。
救急で仕事をすることがありますが、雨の日や天気が良くない日には、動悸や高血圧・蕁麻疹や喘息などのアレルギー症状の方が増える気がします。 ※ これは、あくまで個人的な感想です。
こんな方は、気圧変動に弱い体質かも!?
普段は、乗り物よいなどを起こさない人でも飛行機や新幹線などでは体調を崩す方がいます。
このような方は、気圧を感じ取りやすい方です。
なぜなら、飛行機は、上下の動きで気圧の変化が変わる乗り物ですし、新幹線は、トンネルを通る際に変動が起きます。
毎回、困ってたんだ!でも、仕事で飛行機と新幹線は欠かせない・・・。
それなら、どうすれば良いのでしょうか?
規則正しい生活をしましょう!! 自律神経を整えるのが一番です。
ゆっくりお風呂に浸かったり、早寝早起き、食事はバランス良く、適度な運動などを取り入れましょう。
しかし、そのような生活をしていても気象病になる方は、耳周りをマッサージしたり、漢方薬などで体質改善をする必要があります。
気象病は、人によって強さも、出る症状も変わりいますので、体質から見直すのが一番だと思います。
以上、参考になれば幸いです。相談した場合は、以下のホームページからアクセスしてもらえると助かります。