体位性頻脈症候群(起立性低血圧・調節障害)の原因は、心拍数が原因か!? 

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

体位性頻脈症候群(POTS)という病気をご存じでしょうか!?
起立性低血圧・調節障害などとも呼ばれますね。

急な動作・立ち上がる際に、血圧が急激に低下するために、目眩やふらつき・吐き気・酷い場合は意識が消失などが起こる事を言います。特に、危ないのはこれが原因で、転倒による怪我かと思います。

意外とこのような経験をしている人は多いと言われます。その中でも、原因や治療については、いまだに不明な点が多いのも厄介な点でしょう。

この改善策として、イバブラジンと呼ばれる心不全治療薬が良いかもしれないようです。
これは、米バージニア大学保健学部のAntonio Abbate氏らによる研究では、この薬の投与により、POTS患者の心拍数の増加を抑え、血圧には影響を与えずに、他の症状を大幅に改善する可能性のあることが示されたようです。

このイバブラジンは、洞結節にある過分極活性化環状ヌクレオチド依存性(HCN)チャネルを阻害します・・・・。
ちょっと難しい話ですね。
簡単に言えば、心臓の洞結節は、ペースメーカーの役割があり心臓の拍動を調節します。慢性心不全などの患者では、この拍動が乱れている事が多く、ここを調節することで心拍数のみを減少させます。
ちなみに、心臓の伝導性、収縮性、再分極および血圧に影響することない特徴をもった薬となっています。

この結果から、体位性頻脈症候群の原因の1つとして、不適切な心拍数の増加にある可能性が考えられています。
また、POTS患者では、起立時に心拍数を制御する働きが機能不全に陥り、心拍数が過度に増加が起こり、脳がこれを危険信号と感知するために、ストレスホルモンであるノルアドレナリンの放出を促すために、不安やパニック発作に似た症状が引き起こされるのではにかとも考えられています。

要約すると、起立時に心拍数を制御する働きが乱れるので、身体がそれを調節しようとすることで様々な症状が生じる可能性があるよって意味ですね。

■ 東洋医学において、心拍数について考えてみよう。

心拍数が多いという事は、動悸ぎみになっていると考えられています。
東洋医学では、動悸を心悸(しんき)と呼ばれます。つまり、【心】が影響しています。

心悸の原因には、① 心の異常(心の気虚・陽虚・血虚・陰虚)、② その他の瘀血、気滞などが考えられます。
つまり、心臓そのものが弱っているために生じたり、血液循環が精神的なストレス・血液がドロドロなどの原因が相まって生じている可能性があります。

①が原因であれば、心を補う炙甘草湯や天王補心丹などがオススメですね

【炙甘草湯】

心気虚・心陰虚に対して効果がある漢方薬と言われます。また、難しい言葉が出てきたと思いますが、心気虚とは、心臓のポンプ作用の低下により、心筋の負担が増える事で、心臓の期外収縮などの疾患が現れる症状。それに伴い、全身の栄養不良が進み、脱水症状や心臓の代謝障害などが起きる事を心陰虚と言います。

これをみて、あぁーなるほどって思った人は、東洋医学的な考えが分かっている方かもしれません。

簡単にまとめると、心臓の機能が落ちたために様々な病気がでた状態です。それに対しての漢方薬が炙甘草湯であると言うことです。名前にも入っている炙甘草とは、その心気虚に生薬において効果があると言われているものです。その他にも、生薬が入っていますが、心臓の機能を助けたり、補ったりする物で構成されています。

【天王補心丹】

心腎陰虚に効果がある漢方薬です。またまた、難しい言葉ですね。

まただーと頭を抱える方もいるかもしれませんが、頑張ってついてきてください。これは、先ほどの心陰虚に腎陰虚が合わさった状態です。

ここでは、心陰虚は先ほど説明したので腎陰虚を説明します。腎陰虚とは、先天的疾患や加齢による疾患に多く分類されます。

次に、②が原因であれば、瘀血には瘀血を改善するような冠心Ⅱ号方のような漢方薬・精神的なストレスを改善する四逆散・逍遙散・柴胡加竜骨牡蠣湯などが良いでしょう。

■ 冠心Ⅱ号方(丹心方)

構成生薬:丹参 川芎 芍薬 紅花 木香 香附子
活血化瘀:丹参 川芎 芍薬 紅花
理気止痛:木香 香附子

心臓の瘀血の改善に使われる漢方薬です。つまり、心臓の血液循環に障害が出ているときに使用します。

この漢方薬は、血液循環や血液を綺麗にする生薬で構成されており、頭痛や肩こり・めまい・動悸などにも使用されます。そのため、心臓だけでなく、更年期障害や高血圧などにも良いでしょう。
特徴は、丹参という生薬です。血管の若返りとして使用する生薬として、有名でしょう。

■ まとめ

体位性頻脈症候群(起立性低血圧・調節障害など)の原因の1つとして、心拍数が関与しているかもしれません。
その場合には、①を改善する漢方薬から試してみると良いでしょう。

その上で、自分は精神的なストレスが強いなら気の巡りを改善する漢方薬だったり、首肩こり・冷え症など血の巡りが悪い症状があるなら瘀血を改善するような漢方薬も考慮に入れてきましょう。

以上、参考になれば幸いです。

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参考文献:「Journal of Cardiovascular Pharmacology」7月号

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