はーい。こんにちわー。
元気堂です。
本日は、牡丹皮に対して話したいと思います。
最近では、牡丹皮は毛髪に関わる細胞のマイトルを活性化に関わる可能性があると言われています。
マイトルとは何だろうか?分かりませんでした。バイトルなら知っているけども・・・・。
そこで、まずはマイトルについて簡単に話しておきたいと思います。
マイトルとは何か??
ミトコンドリアに存在する酵素の事を指しているようです。このマイトルは、肌老化のメカニズムと関係がある事を解明し、大正製薬株式会社と学習院大学の柳茂教授が研究成果として発表しました。
マイトルの研究成果は以下のようになっています。
■ 加齢と共に、マイトルは減り続ける。
■ マイトルが減ると、表皮形成異常つまり皮膚の異常を引き起こす。
■ マイトルが減ると、ミトコンドリア機能低下を引き起こす。
ミトコンドリアは、人のエネルギーを作り出す大切な細胞です。エネルギー生産に関わるため、マイトルというのは身体の中で大切な役割があることが分かります。
牡丹皮は、どんな生薬?? マイトルを活性化できるのか?
牡丹皮はボタンの根皮を乾燥したものです。良く漢方薬では、瘀血症状・打撲・月経痛などに使われています。
効果効能も、清熱涼血・活血化瘀・清虚熱となります。
簡単に言えば、熱を冷まして、血の巡りを良くするような生薬です。単体で使う場合は、冷えているような方には使えないでしょう。
漢方薬のように数種類で、調和させているものであれば、問題ない場合もあります。
牡丹皮が含まれる漢方薬には、温経湯・折衝飲・桂枝茯苓丸・加味逍遥散・大黄牡丹皮湯などがあります。
温経湯は、文字の通りで、経絡の血の巡りを良くし、温めるよう作用があります。このように、他の生薬と組み合わさると、冷やす作用を消し血の巡りの効果を高める事も出来ます。
しかし、この牡丹皮は使用していけない人がいます。それは、妊婦と月経過多の人です。特に、妊婦の方です。活血化瘀という効果を持つ生薬は、流産を引き起こす可能性があります。
東洋医学の効果で、マイトルの活性化というのは何とも言えないのが現状でしょう。しかし、血の巡りを良くするという事は、ミトコンドリアへの栄養なども運びやすくなるという可能性もあります。そのような考えでは、可能性は残っているのではないかと思います。
もし、そうであるのなら、赤芍・紅花・桃仁などの生薬も可能性があるのかなと思います。是非とも実験して欲しいところです。
あくまで、個人的な意見です。
まとめ
今回は、牡丹皮について書きました。
この生薬は、気をつけないといけない人がいる事を忘れないで欲しいと思います。漢方薬での効能効果と違う点はあるかもしれませんが、牡丹皮単体を飲みたい方は専門の方の意見を聞いてから使用すると良いと思います。
以上、参考になれば幸いです。