
はーい。こんにちわー。
元気堂です。
春は、様々なストレスが多い季節で、そんなストレスを受けると甘い物が食べたくなる方も多いのではないでしょうか!?
例えば、身近なお菓子として、クッキー・ポテトチップス・アイスクリームなどの脂肪分の多い食べ物に手が伸びてしまうのでは・・・。
そんな事では、ストレス太りが気になることも・・・。
そんな時に、助けとなるのが、ココア!!
脂肪分の多い食事を取るときに、フラバノールが豊富に含まれているココアを一緒に飲むことで、脂肪が身体に与える影響お抑え、特に血管に与える影響の一部を打ち消すことができる可能性がある事が判明したようです。
何故、ココアのフラバノールがオススメなのか!?
ココアに含まれるフラバノールを高用量摂取すると、脳の血管の機能が活性化!!
その上、一部の認知機能も向上することも判明しています。
また、善玉コレステロールを増やすために、動脈硬化の予防にも良いでしょう。
フラバノールは、ポリフェノールの仲間の1種であり、他にも緑茶の成分であるカテキンもフラボノールに含まれますね。
飲み物だけでなく、食材ではベリー・ブドウ・リンゴなどにも豊富に含まれています。
このフラバノールを多くとると、脳の酸素化がより強く起こる事が判明。
これは、どういう意味かというと高用量ココア摂取した2時間後に5%二酸化炭素を吸入した後に、酸素化ヘモグロビンの量が大きく上昇するようです。
低用量ココア摂取後と比べると約3倍の違いがあるため、脳への酸素供給にはココアフラボノールが良い事が分かりますね。
脳への酸素が不足すると、記憶・学習機能も悪くなると言われているので、酸素供給があるにこしたことはないでしょう。
ココアが苦手ならチョコレートでもOK。
カカオが使われたココア・チョコレートならどちらでもオススメですね。
実は、お茶よりもココアなどの方が身体を温めるのには適しているのです。お茶には、カフェインも含まれるために返って冷やす飲み物となっています。
そのため、冬場に温かいお茶よりも、白湯の方が身体に優しいと言われます。しかし、白湯じゃ味気ない・・・。そんな時には、ココアなどのカカオを使った物がオススメです。確かに、ココアもカフェインが含まれますが、コーヒーの1/6くらいしか含まれいないのです。
その他にも、カカオには健康増進してくれる働きがあります。
カカオを取り入れるべき 5つの理由!!
① 精神安定させる働き
カカオには、テオブロミンという成分が含まれています。この成分は、体内に入ると2時間以内に、血液に中に移行し、カフェインと同じくアデノシンレセプターに作用します。
そのため、カフェインでも起こる心拍数の増加・血管拡張・気管支拡張・利尿作用を生じます。しかし、このテオブロミンは、カフェインと違い中枢を興奮させる働きがほとんど見られないために、安心安全でカフェイン中毒が起こりにくいメリットがあります。
また、テオブロミンには、気持ちをリラックスさせる働きがあると言われ、ティータイムにはより効果を発揮する事でしょう。その他にも眠る前にも、カフェインが含まれないので、寝付きを促します。
② 身体を温める働き
先ほどのテオブロミンには血管を拡張させる働きがあるため、血液量を増やします。ホットココアなどの温かくして飲むことで、全身を温める手助けとなります。
③ 老化防止・ダイエットを促す働き
テオブロミンよりも、カカオポリフェノールの方が耳にした事がないでしょうか?? このカカオポリフェノールには、高い抗酸化作用があります。加齢を重ねると、人はドンドン酸化していきます。自転車を放置していると、錆びていくのと同じイメージですね。
これを、未然に防ぐ働きを抗酸化作用と言います。実は、ポリフェノールで有名な赤ワインよりも、およそ16倍以上もポリフェノールが含まれています。(86%の高カカオチョコレートと赤ワインとの比較)
血管の若返りや血圧を下げる効果もあるので、日々の生活にカカオを取り入れる事をオススメします。
また、ポリフェノールには脂肪燃焼を促す働きもあり、テオブロミンには脂肪の蓄積を抑える働きがあるので、カカオ含有の物を食べることで、脂肪の蓄積を抑えつつ脂肪を燃焼するため、ダイエット効果も期待できます。
④ 腸を掃除する働き
意外と、食物繊維が豊富であり、ゴボウよりも倍以上と言われます。(ピュアココアであれば、ゴボウの4倍以上) また、カカオに含まれるカカオプロティンは、腸内の善玉菌の食事になり、腸の働きを整えてくれます。
冷え症・便秘で悩みやすい女性は、お茶やコーヒーよりもココアなどのカカオを取ると良いでしょう。
⑤ 免疫力を高める働き
カカオポリフェノールがNK細胞(ナチュラルキラー細胞)を活性化することで、免疫力を強くする働きがあります。
NK細胞とは、細菌・ウイルス・がん細胞などを攻撃するリンパ球の一つです。生まれながらの殺し屋という名前に相応しく、異常な細胞を見つけ次第、攻撃します。リンパ球の10~30%を占め、自分以外の細胞を殺してしまうほどの高い攻撃力を持つ細胞です。
そのため、このNK細胞を活性化しておくことで、風邪やインフルエンザウイルスの感染から予防に繋がります。
まとめ
春は、ストレスが多い上に肌寒い時期。
そんな時にこそ、ほっとする時間のお供にココアはいかがだったでしょうか??
新しい知識・体験が多くなるのも春でしょう。
その際のサポートとして脳への酸素化してくれるココアには注目ですね。
以上、参考になれば幸いです。
参考文献:「Food & Function」11月18日号に掲載