気管支炎!? それとも喘息!? 長引く咳症状は、どちらが原因なのか!? 気管支炎と喘息の違いについて。

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

気管支炎も喘息も、主な症状が咳!!
そのため、疾患がどっちなのかが判断が付きにくい事も・・・。

今回は、冬場に多い咳症状につて話してきましょう。

気管支炎とは何か!?

気管支炎は、ウイルス・細菌などにより、気管~気管支に炎症が起こる病気です。
よくあるのが、風邪の症状が酷くなると生じますね。

東洋医学では、表証⇒裏証に変わっているイメージですね。

主な症状といえば、咳・痰・発熱であり、ほぼ風邪と同じ症状となります。
そのため、病院の薬も対症療法となっていきますね。

風邪などで起こる場合は、主にウイルス性で急性気管支炎である事が多くなります。
この場合は、風邪の原因がなくなれば軽快していきますね。

厄介なのは、高齢者に多い慢性気管支炎ですね。特に、男性に多い傾向があります。
症状としては、数ヶ月にわたり咳・痰がつづく事となります。基本的に、黄色・緑色の痰を伴う咳・発熱・倦怠感などが生じます。

高齢になると、腎陰虚だけでなく陰虚という潤いが低下するので気管支などの粘膜も低下気味も原因の1つでしょう。
その他にも、喫煙・空気中の有害物質などの刺激も考えられます。
あまり放置してしまうと、肺炎のリスクも高まるので注意が必要です。

では、喘息とは何か!?

喘息は、気管支が炎症を起こすために、気管支が狭くなる。つまり、空気の通り道が狭いので呼吸しにくいのが特徴です。
特に、交感神経から副交感神経に切り替わる際には、気道が狭くなので夜間・早朝に咳が出やすくなります。また、痰がからむことはなく、熱が出ないことも。

気管支炎と喘息の大きな違いとは!?

咳喘息は、基本的に痰を伴わない咳が続きます。

東洋医学において、補陰が重要!!

東洋医学では、陰陽の考えがあり陰が不足すると、反対に熱に属する陽が強くなります。
これにより、炎症が生じるので予防策には、陰を補う事が必要です。

秋冬などの食べ物は、滋養強壮。陰を補う食材が多いので、旬食材を食べる事がオススメですね。
また、喘息においてはストレスにより、自律神経の乱れも原因になるのでリラックスする事も必要でしょう。

なかなか食生活の改善が難しい方には、以下の漢方薬が補陰剤としてのファーストチョイスでしょう。

■ 麦門冬湯

空咳など、乾いた咳症状または、痰が絡んだ咳に使用します。高熱などの風邪の後に、痰が絡んで治りきらない場合は、粘膜という陰不足が原因でもあるので、麦門冬湯を飲みましょう。

また、声を使う仕事の方は、常に服用すると喉の保護にも最適化と思います。この漢方薬は、喉の粘膜を増やして保護する作用があるので、ちょっとした刺激による咳予防にもオススメですね。

まとめ

今の時期だけでなく、通年を通して咳に悩まれている方は体質改善が必要でしょう。

東洋医学では、呼気・吸気でも原因が異なるので、それに対応した漢方薬も考慮に入れましょう。

呼吸とは、大気中の清気を吸い込む吸気(酸素など)・体内の濁気(二酸化炭素など)を吐き出す呼気に分かれます。
実は、吸気には東洋医学でいう腎の働き(納気作用)も必要です。

喘息患者に、小児・高齢者が多いのは腎が未発達であったり、腎の老化があるので吸気に作用しているとも考えられます。
もちろん、呼吸全体を統括するのは肺の役割となっています。
そのため、肺を滋養するためには、麦門冬湯がファーストチョイスとなっています。

以上、参考になれば幸いです。

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