はーい。こんにちわー。
元気堂です。
段々と寒くなり冷え込む季節になると、風邪だけでなく血圧が高くなったり、血流が低下したりなど人体には様々な変化が生じるかと思います。
その際の症状の1つとして、頭痛があります。
皆さんも、ふとした時に頭痛が生じるでしょう。風邪の引き始め・首肩こりが酷い・極度の疲労など原因も多く存在しています。
実は頭痛の原因は、大きく内的要因・外的要因に分けられます。
内的要因は、ストレス・疲れ・ホルモン異常・動脈硬化などの体内に原因がある場合と、外的要因であるメガネ・帽子による物理的な圧迫・冷たい物を食べた時の刺激・アルコール摂取後の二日酔い・気圧の変化などがあります。
外的要因は、気圧などの自然環境の変化以外は日常生活を正すことで解消が可能でしょう。
しかし問題は、内的要因となります。
頭痛が起こる原因を解読しよう。
頭痛は、主に頭部の血管・神経(特に三叉神経)・頭~首肩の筋肉が深く関わっています。
基本的には、どれも神経に触れることで痛みが出ています。
例えば、何らかの原因で血管が拡張して周囲の神経を刺激したり、顔面・頭部の感覚を司る三叉神経が過剰反応、筋肉が固いことで神経を圧迫することで、激しい頭痛が起きます。
特に多いのは、1次性頭痛であり、これに大別されるのが、片頭痛・緊張型頭痛・三叉神経・自律神経性頭痛となります。中でも、緊張型頭痛が現代病と言っても過言ではないでしょう。
緊張型頭痛は、頭部をジワリと締めつけられるような鈍い痛みが続くのが特徴です。
デスクワーク・スマホやゲームのやりすぎなどで長時間同じ姿勢で過ごすことで、頭~首肩にかけての筋肉が凝り固まることで生じやすくなります。
筋肉の緊張することで、その周辺を走っている神経を刺激するだけでなく血流を低下させることで、頭痛を生じます。
皆さんも心辺りはないでしょうか!?
現代社会は、パソコンを使う仕事が多かったり、娯楽もスマホ1つで済む時代なため不自然な姿勢が当たり前なことも・・・。
ライフスタイルを見直して、頭痛とおさらばしよう。
■ 適度なストレッチ・運動をしよう。
集中していると、気が付かないうちに何時間も同じ姿勢でいる事もあるでしょう。
それを防ぐためにも、出来れば30分~1時間に1回は軽くでも良いので肩甲骨周りを動かしましょう。
肩甲骨を動かすことで、首の筋肉にも働きかけるので、オススメですね。
また、可能であれば立ち上がる事で、腰痛予防にも繋がります。
■ 適切な睡眠時間を。
適切な時間で、質の良い睡眠を取ることは、頭痛予防には欠かせません。
寝不足・過剰な睡眠も共に頭痛の引き金になります。
理想的な睡眠時間の平均は7〜8時間とされるので、これを目安に睡眠をとりましょう。
■ お風呂を毎日に浸かろう。
寒い時期には、入浴が大切。
身体の芯から温めることで、血流改善により筋肉を解します。その上、自律神経を整えてくれるので、質の良い睡眠をを促します。
対処法には、鍼灸・漢方薬もオススメ!!
鍼灸治療は、直接の刺激で筋肉をほぐすだけで無く、灸の温める作用で、効果的です。
おすすめは、灸頭鍼という施術となります。鍼の上に、艾をつけて温めます。
鍼を伝わって温めるのと、間接的に表面も温めるので、まるで温泉に入っているかのような気持ちとなります。
また、筋肉のコリコリも早くほぐすため、緊急性がある方は、鍼灸治療を考えて見るも良いでしょう。
他にも、漢方薬というアプローチもあります。
次に、漢方薬では、何を使うのか??
身近な漢方薬である葛根湯が使いやすく、頻用します。
身体を温める作用は勿論、葛根は筋肉をほぐす作用もあります。低血圧・低体温・冷えやすい方は、試してみると良いでしょう。
その他にも、活血薬つまり血流を改善する漢方薬もおすすめです。
市販であれば、丹心方は比較的使いやすい漢方薬となります。血流を改善してくれるため、日々のデスクワークで首肩こりが酷い方には、オススメです。
以前、台湾の先生の処方を見せてもらった時には、
葛根湯 合 加味逍遥散 合 血府逐瘀湯
という処方を出していました。葛根湯で筋肉に働きかけ、身体を温めてよりほぐすように働きかけます。
また、血府逐瘀湯で全身の血流をアップする事で、葛根湯の効果を高めます。最後に、加味逍遥散を入れるのは、基本的にストレスから起こる方も多いので、ストレス対策から使用しているとの事でした。
まとめ
毎日行う事で、大分体調も変わってくるかと思います。もし、難しい場合は、他には手段があるので試してみて下さい。
もし、漢方薬であれば葛根湯または丹心方がおすすめです。
葛根湯は、もし使わなくても風邪の時にも使えるので常備していても損はないでしょう。また、かなり厄介なコリを持っている方は、お風呂の前に一包飲む事で、葛根湯の発汗作用などでより全体が温まりほぐれるかと思います。
以上、参考になれば幸いです。