はーい。こんにちわー。
元気堂です。
4月に入ると、春の訪れを感じる季節ですね。
そんな時に、旬となるフキに注目しましょう。
すこし、クセがありますが、この時期にオススメの効果がいっぱいとなります。
フキといえば、アクが強いので必ず下処理をする必要があります。
しかし、煮物に炒め物など応用が効くので是非とも食卓に取り入れて見ると良いでしょう。
フキがもたらす効果には、不要な塩分を排出しむくみを解消するため、解毒効果や降圧効果も!!
また、食物繊維も豊富なため、便秘改善に期待できます。
フキは元々、薬だった!?
フキは、中国では生薬として蜂斗菜(ホウトサイ)と呼ばれます。
その効果も解毒作用があり、血の滞りを除く作用もあります。
そのため、腫物・打撲・扁桃炎・咽頭炎などにも効果があります。外用としても毒蛇に噛まれた時にも使われてきました。
東洋医学での効果としては、解毒活血とされます。
現代社会は、身体に毒素を溜めやすい方や血行不良なども多いでしょう。
その上、春は肝への負担がかかる季節であり、解毒効果が落ちやすい・・・。
肝は血の貯蔵庫でもあり、血にも大きな影響があるのでフキは魅力的な食材でしょう。
実は、フキノトウにも薬効があります。独特の香り・ほろ苦さは、健胃薬とされ昔から親しまれてきました。
胃もたれ・胃痛に効果がある民間薬として食事に取り入れるのも良いでしょう。
以上の事から春のフキには、身体を健康にしてくれる効果があります。
その他にも、フキの地上部分に含まれる香りには、アレルギー症状を緩和させる効果がある事が判明しました。
日本人は、解毒体質が多いので、アレルギー疾患を持っている方は多い傾向にあります。
春は、花粉症の方も多いので頼りになることでしょう。
ちなみに、甜茶などのアレルギーで使われる薬草と同レベルの働きがあり、その中でも、鼻詰まりに効果があるとされます。
しかし、フキやフキノトウは、調理が難しい・・・。
実際に、山菜は手間暇をかける事が多いので、料理好きでないと中々、手を出しにくいかと思います。
そこで、解毒体質を改善する漢方薬も紹介しておきましょう。
ちなみに解毒体質とは、昔で言う結核になりやすい方です。アトピーや喘息持ちもここに当てはまります。
肝臓の解毒作用が追いつかず、様々な症状が現れます。
そのため、この体質の子供は、風邪を引きやすい・咽頭炎・気管支炎・鼻炎などの炎症性疾患に冒されやすいです。この場合は、柴胡清肝散で体質改善を狙います。
それでも、青年になっても、蓄膿症・肋膜炎などを起こす場合は荊芥連翹湯を用います。
荊芥連翹湯は、花粉症にもよく使われるので、春の漢方薬の1つでしょう。
鼻が垂れる・詰まりが酷い方は試してみると良いでしょう。
そして、壮年期になっても肝臓肥大にあわせて、膀胱炎・腎臓結核・などの症状が現れる場合は龍胆瀉肝湯に変更していきます。
ちなみに、東洋医学では、普通の龍胆瀉肝湯と一貫堂の龍胆瀉肝湯(龍胆瀉肝湯+温清飲)は、中身が少し違うので、注意が必要です。
解毒体質は、日本人に多い体質です。私も、先生の処方を良く使用させてもらいます。その上で、ぞれぞれの症状に合わせています。瘀血体質も混じっているなら、駆瘀血剤を加えたり、ストレスで自律神経が乱れていれば、補気剤や気持ちをリラックスさせるような漢方薬の検討もします。
まとめ
春は、解毒効果が落ちる季節です。
そのような時にこそ、食卓にフキ!!
解毒活血という効果を食事から始めてみましょう。
それでも解毒が追いつかない場合には、サプリメント・漢方薬も1つの手段です。
是非とも試してもらえると嬉しく思います。
以上、参考になれば幸いです。