慢性閉塞性疾患(COPD)・肺機能の低下には、ω3脂肪酸を取ることが良いかもしれない!? 食事からも肺機能を高めよう!!

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

魚油・ナッツ類に豊富に含まれているオメガ3脂肪酸(ω3FA)は、生活習慣病の予防に良いことが知られています。
今回は、その効果だけでなく、肺機能の低下予防にも注目を集めています。

まずは、オメガ3脂肪酸(ω3FA)とは何かを知っておきましょう。

オメガ3脂肪酸(ω3FA)とは、なにか!?

オメガ3脂肪酸(ω3FA)は、抗炎症作用を持ちます。
つまり、炎症を抑えてくれる物質という事ですね。

これらの効果から生活習慣病に良いと言われています。
また、抗炎症作用のある物質(プロスタグランジンE1・E3ロイコトリエンB5の生成)を促すために、生活習慣病だけでなく、ニキビ予防にも良い事が知られています。

ニキビ対策には、やっぱり食事や生活スタイルが関与!! 最新研究から判明した不足している成分とは、何か?? – 元気堂 漢方薬 (pet-kanpo.com)

オメガ3脂肪酸(ω3FA)は、脂肪酸の中でも不飽和脂肪酸に分類されています。
この不飽和脂肪酸は、動脈硬化の原因となる悪玉(LDL)コレステロールを減らします。また、善玉(HDL)コレステロールはそのまま維持し高脂血症などにも応用されるために、心血管系疾患の予防に繋がります。

オリーブオイルが身体に良い主な理由となりますね。

抗炎症作用が肺機能の低下に良い理由とは!?

肺機能の低下・慢性閉塞性肺疾患(COPD)の発症には、炎症が関与しています。
つまり、抗炎症作用を有するω3脂肪酸がそれを抑える事ができるのは、イメージしやすいかと思います。

また、実際にも血液中のω3脂肪酸の濃度が高いと、肺機能が高いこと事も研究報告をされています。

今回の研究結果でも、ω3脂肪酸(特にドコサヘキサエン酸[DHA])の血中濃度が高いと肺機能の維持に良い影響があることが分かりました。

秋はサンマ・イワシ・ニシンなどがオススメ!!

秋は、魚類が油がのって、美味しい季節です。
不飽和脂肪酸(ω3脂肪酸・DHA)は、青魚などの魚介類に多く含まれます。

つまり、今が旬の食材を食べることで、肺機能を高める事に繋がります。
東洋医学でも、秋は肺の季節であり、この時期が旬となる食材は滋養してくれますね。

また、肺機能低下を防げるという事は、肺炎の予防となり高齢者・虚弱体質の方にも良いでしょう。
コロナ禍で、肺の機能が落ちた方にも是非食べて、肺機能の向上に繋げていきましょう。

しかし、自炊などが苦手な方は、手を伸ばす事が難しい・・・。
このような場合には、サプリメントが身近な手段かもしれません。

料理好きなら地中海料理が良い!!

地中海の料理は、全粒粉の穀物・魚・野菜・果物など健康的な食事スタイルです。
世界的にも健康的な食事であり注目を集めていますね。

不飽和脂肪酸が含まれたオリーブオイルを使った魚中心の料理のため、肺の機能を高めるにはもってこいでしょう。また、野菜・果物も豊富なため、ヘルシー志向であり、生活習慣病・ダイエットにも最適です。
その上、穀物も全粒粉だったり、豆類・チーズやヨーグルトなどの乳製品など健康的な食事内容となります。

このような食事に、適度な運動を取り入れて、水分も小まめに摂取することで食養生がいっそう良い傾向となるでしょう。

まとめ

これからが旬食材で、肺機能を高めていきましょう。
魚類が苦手だったり、料理するのが億劫・・・。

そのような方は、サプリメントだったり、油をオリーブオイルに変えるのも1つの手段でしょう。

今回は、不飽和脂肪酸であるω3脂肪酸の抗炎症作用の有用性についてでした。

以上、参考になれば幸いです。

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参考文献:American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine誌オンライン版2023年7月20日号で報告

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