春の眼疾患には、菊花茶が良い!! ちょっと、リラックスにも良い理由が・・・。

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

春は、肝の季節であり、それに付随した部位への影響が強く出する時期でもあります。東洋医学でいう肝は、肝臓というだけでなく、自律神経・精神安定・眼などに大きく関わっています。

そんな時に、オススメのなのが菊の花です。菊花(きっか)とも呼ばれる生薬でもあります。

菊花は、邪気を払う霊草でもあり、冠婚葬祭の花でも使われます。現在でも、無病息災を祝ったり、子孫繁栄を祝う時にも使用します。その他にも、食用菊は栄養が豊富に含まれています。ビタミンB1・ビタミンEが特に多く含まれます。

ビタミンB1は、疲れ目によく、現代社会ではオススメでしょう。その他にも、筋肉の疲れを改善したり、眼の神経をサポートするなどの作用があります。また、花の綺麗さが食事を華やかにしてくれるので、そういった点でも食欲促進にも良いでしょう。

ビタミンEは、抗酸化ビタミンとも呼ばれます。そのため、老化や免疫力低下の原因となる活性酸素のはたらきを抑えてくれます。食事が外食に偏りがちな方は、このビタミンを摂取して欲しいと思います。

菊花は、邪気を払うだけで無く、健康に対しても良い!!

キク科のキク・シマカンギクの頭花を乾燥したものが生薬として使われます。漢方的には、解表・明目・清熱解毒などの効能で、頭痛・めまい・眼の充血・視力低下・炎症などに用いられています。また、解毒作用による吹き出物・腫れ物にも効果が!!

菊花が合うのは肝熱タイプと言い、目の充血・頭痛・めまい・イライラ・ホットフラッシュなども伴います。肝気が頭部へ巡る事で、頭にこもった熱症状を下へと下げることで、クールダウンさせてくれる働きがあります。

忙しくて頭がヒートアップしている時・頭痛やイライラなどの時にもよいですし、目にとてもよい生薬なので、目の充血や花粉症による目の痒みにもおすすめです。普段からお茶としても常飲するのも良いでしょう。

中国では、昔から春になると飲む養生茶のひとつです。すっきりとした清涼感のある菊の香りに、甘味と少しの苦味があるのが特徴でしょう。

もっと簡単に取り入れるには、漢方薬も良い!!

菊花とクコの実は、目の疲れ・目のトラブルがある方にはとても良い生薬のため、ファーストチョイスである杞菊地黄丸にも配合されています。

■ 杞菊地黄丸

肝腎陰虚という症状に加え、眼疾患が含まれた状態に使います。肝腎陰虚というのは、簡単に言えば老化現象または発育不全です。先天性・後天性はありますが、歩行や運動の遅れ・言語や歯の発育の遅れだったり、記憶力の減退・聴力低下・白髪・脱毛・失禁・足腰の弱りなどが現れます。

また、陰虚により身体を冷やす力・潤す力の低下が起こるため、身体の熱感・手足のほてり・のぼせ・不眠・口渇・寝汗などの症状が起きます。これらの症状に加え、眼疾患である視力低下・白内障・かすみ目・疲れ目・目の充血などがある場合には、この杞菊地黄丸がおすすめ。

30代過ぎてからは、老化予防と視力の低下予防に、服用しておくのも良いでしょう。

首肩こりからの眼疾患には!?

首肩こり・頭痛がある場合には、瘀血など血の流れも影響しているので、鍼灸治療もオススメとなります。首肩の張りが取れると、頭への血流が良くなったり、頭に蓄積した毒素を流す事にも繋がります。

しかし、鍼が怖い・・・、通院する時間がない・・・。

そんな時には、丹心方・葛根湯が良いでしょう。丹心方は、血の巡りを良くしてくれるので、動脈硬化・高コレステロールを持つ方にも良いでしょう。

葛根湯は、風邪薬だけでなく、身体を温めて筋肉を解す役割もあります。冷えが強い方は、葛根湯が合います。特に、男性よりも女性に合う傾向です。経験上、併用する方も多いでしょう。

まとめ

春は、花粉症の眼の痒みだけでなく、眼を滋養する肝が弱りやすい・・・。そのため、生活習慣の乱れには注意が必要です。23時-3時は寝ていないといけません。

また、旬である春食材を取り入れたり、酸味があるものも良いでしょう。ストレスの影響も受けやすいので、適度な運動で、気の巡りも意識しましょう。

色々ありすぎて難しい方は、カーテンを開けて朝日を15分程度浴びると良いでしょう。身体も温まり、セロトニンという幸せホルモンの分泌にも役立ちます。

以上、参考になれば幸いです。

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